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五百人もいるから少しは楽しませてもらえると期待していたが、戦いが始まって十分後には余に向かってくる敵はほとんどいなくなった。まだ百人も倒されてないのに、残りの四百人がバイクで逃走を図っていたから、まず工事現場の出入り口にバイクを積み上げて逃げ道をふさいだ。 走って逃げようとする敵にはバイクを投げて下敷きになってもらった。
「おれの単車を壊すな!」
と抗議してきた敵がいたが、
「どうせ死ぬのにバイクの心配してる場合か」
と躊躇なく処刑してやった。
行け行けと手下に命令していた東京死愚魔の望月葵という男と戦おうとしたら、葵は鉄パイプ片手に逃げた。
「戦え戦えと言って自分は逃げるのか?」
鉄パイプを奪ってあごの骨を砕いて口を利けなくしてから、逃げ出すなんてそれでも男かと思って素っ裸にひん剥いてみたけど、見るべきほどのものはなかった。
それに比べれば、千葉房総金愚の長谷川赤也は潔かった。武器も持たずに仲間たちと襲いかかってきた。先に仲間たちを処刑してから、赤也は命乞いを始めるまで念入りに処刑してやった。