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#キャラ崩壊注意
neko_Moka
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「ねぇ、お姉ちゃん。」
女の子の声が聞こえてくる。
仲良しな姉妹、いいなぁ…と思っていると、私に声をかけてきた。
「お姉ちゃん、何してるの?」
はぐれちゃったのかな?それとも間違えちゃったのかな?なんて思いつつ、声をかけてみた。
「ごめんね、私、あなたのお姉ちゃんじゃないの。迷子になっちゃったのかな?みんなはどこにいるの?」
「知ってるよ。分かってて声かけた。それに、迷子じゃない。一人で来たもん。」
普通の少女なのに、なんだか不気味だ。それに、今気づいたのだが、見た目の割に声が大人びている。
「お姉ちゃん、体弱いの?」
どうしてわかったのだろう。私は何も言ってないのに。
「なんでわかったの?」
少女は、嬉しそうに答えた。
「ふふ、なんとなく」
そう言った少女の顔が、やけに不気味に見えた。なんだろう、この違和感は…
「お姉ちゃんも、私達の仲間にならない?そしたら、体、丈夫になれるよ!」
体…丈夫になる…
本当はこんな不気味な少女の仲間になんてなりたくない。でも、その一言で心が揺らいだ。
私は、生まれつき体が弱かった。
そのせいで、ほとんど友達はいなかった。
「大丈夫?顔色悪いよ。」
そう声をかけてくれた姉。
「ありがとう。でも大丈夫、気にしないで。」
こんな会話が日常だった。
こんな私が丈夫になれる可能性が少しでもあるのなら、その可能性に賭けてみよう、そう思った。
「嫌なら、別にいいけど。」
「お願い…!どうか私をあなたの仲間にして!」
気づいたら、そう叫んでいた。
少女は不気味に笑った。
「いいよ。仲間にしてあげる。あなた、名前は?」
そう尋ねられ、私はまだ名乗っていなかったことを思い出す。
「私、月詠 雫音。月に詠むでつくよ、雫に音で雫音って書くの。」
「月詠 雫音…素敵な名前…」
私は、名前を褒めてもらったことが嬉しかった。自分でも気に入っていたから…
「ありがとう、あなたは?」
「私は、月詠 氷華。月に詠むで月詠、氷に蓮華の華で氷華。綺麗な名前でしょ!よろしくね!」
「綺麗…よろしくね。」
少女の名前は、とても綺麗な響きを持っていた。
「さて、雫音ちゃん。私達は仲間ってことでいいよね?」
「もちろん、いいよ!」
「ありがとう!じゃあ、夜の…うん、8時なったらまた、ここに来て。そしたら正式に仲間になれるから。」
「わかった、ありがとう!氷華ちゃん。」
「またね〜、雫音ちゃん!」
「ばいばーい!氷華ちゃん!」
そして、私達はわかれた。
今日の夜が楽しみだ。
コメント
3件
第1話、読ませていただきました。雫音さんの「体が丈夫になる」という言葉に心が揺れる瞬間、すごくリアルで胸が締め付けられました。不気味なのにどこか魅力的な氷華ちゃんの存在感が際立っていて、「夜の8時」に何が待っているのか気になって仕方ないです。名前の響き(月詠に雫音、氷華)も美しくて、この世界観にすっと引き込まれました。続きが楽しみです🌷