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【番外編】
➡️本編ではございません!!くりすます(過ぎましたが!!)なのでどーしても書きたかった!!
クリスマスが終わった!!??!終わってねえぞ!!誤差だ!!!!!!!!!
きっかけは些細な事だった。
クリスマス、1年で大事なイベント。
きらびやかに輝く日にするはずだったのに。
朝から響く声は荒らげていて、思い出す度に心が痛む。
「もうええ!!勝手にしてください!!」
「は??チッ、」
「こーなるなら非番で家にいるよりも、第1にいた方が良かった」
「っ、……、鳴海、さ、んなんて、…もう……」
「もう、嫌いや、」
「めんどくさ」
「どーでもいい」
くだらない。
お互いやることに没頭しすぎた結果、なぜだか喧嘩になってしまった。
〜
カタカタカタ
部屋に響く軽い音。
急遽できてしまった仕事を片付けなければ。パソコンで送られた資料に目を通して修正するだけ。早く終われば1時間半程で終わる。
急遽できてしまったものの、別に今日でなくてもよい仕事だった。明後日までにで良かったものだった。
はやく終わらせて鳴海さんと過ごしたい
頭の中はそればかり。だから急いで急いで、、とにかくゴールに向けて手を動かす。
「…」
「仕事まだ」
「まだです」
「せっかくの休みなのになにやってんだ」
うん、そう。
別に今日じゃなくてもいい仕事です。
今はどーでもええ仕事ですけど
「しょーがないやん」
「鳴海さんやってずぅっとゲームしとるやん」
「は??ボクのは違うだろ」
「いいからはやくしろ」
「もーなんでそない上から目線なん」
「たいして仕事しとらんやん」
「は??やってるが??」
この程度で終わればよかった。
いつもみたいに受け流せばよかった。
なのにできなかった。
今日は言われれば言われるほど、腹の奥がどんどんとムカムカしてきた。いやいやいや、別に今日じゃなくても良かったんですよ??でも起きてからずーっと画面とにらめっこしてさ、ほっときっぱなしやったやん。せやから送られてきた仕事してた。半分、「朝からこの人何やっとるん」って思っとったけど……!!?それでも鳴海さんと話したいからって、はやく終わらせよう!!って尽くしてやってたのに、、、急に文句を言い出して。。
よーわからん。
そもそもこーなるんやったら画面ばっか見んといて少しぐらい構ってたらよかったんとちゃう??
意味わからん。
、
考えれば考えるほど馬鹿らしいな。感情に任せて家を出てきた。
寒、、、。。
まだ11時過ぎ……。いつ帰ろ、、
でも家出てからまだ30分しか経ってへん、。鳴海さんは何も考えとらんのやろなあ、。。
さいあく。ほんまにさいあく。通りすがる、笑顔でクリスマスを過ごしてる人たちを見る度に怒りと悲しみと寂しさが溢れて泣きそうになる。
あんな威張って怒るほどでもなかったなあ、。
あーー、帰りた、、、。でも気まづいな、、。
心の浮き沈みで疲れてきた。思い出せば鳴海さんのあの態度についてイライラしてくる。でもやっぱり自分も悪かったと反省。そして感情任せで「嫌い」と言ってしまい、もしかしたら”そんなこと言うなよ”と引き止めを期待したりして、くだらない賭け事や妄想をしてみる。でも帰ってきた言葉は予想外で、今思い出しても心がえぐられる。
んで、通りすがる人、クリスマスを満喫してる人たちを見ると羨ましくて、、、本来自分もこの立場だったはずなのに、一日が始まってすぐ、それはぶち壊し、一瞬のして台無しへと変わった。
ずーっとその思考の繰り返し。
疲れた。感情の起伏、心の浮き沈みで精神的に辛い。心臓がキュッと締まる感じがして、息をたくさん吸い込みたくなるような感じになる。泣きそうだ。苦しぃな〜。
熱くなる目頭をどうにか誤魔化したくて、カフェに潜り込んだ。外のキラキラした外の装飾品とは違い、何時でもここは落ち着いた感じだ。
なんとも言えないドロドロとした気持ちを流したくて、コーヒーを頼む。
飲めるが、これに慣れてしまうとさすがにカフェイン中毒上級者になってしまいそうで怖かった、いつも飲んでいるブラックコーヒーよりも少し苦いものを頼んだ。
持ってきたスマホ。通知は1件もなく寂しい。
店の中は暖かく、着ていたジャケットを脱ぐほどだった。なのに心はどんどん冷たく冷えて沈むばかり。
あかん、いつ帰ろかなあ、……今帰ったってまためんどくさ思われるだけ、やもん、、。。
……今何時やろか、
カフェにある時計に目を向ける。
1時前、、、……
あーーーー、…もう、。。、
顔を抑えてしばらく。
今、彼はどうしてるだろうか。家でひとりのんびりしてる?それとも向こうも同じ気持ちでいたりする?
胸のざわつきが収まることはなかった。
ーーー
思えば初めから悪かったのはこちらかもしれない。色々考えるうちに思う。
そして頭をよぎる言葉
「もう、嫌いや、」
きらい、
そう思わせたのはボク。
そして保科が出ていってしまった原因もボク。
ああ、あんなことしなきゃ良かった。言わなきゃ良かった。保科が出て行ってどのぐらい時間が流れたのか。たった数時間、、それがもう何十時間という程に感じる。
きっとそれは、、そのぐらい、そのぐらい保科のことについて後悔してるから、。
ボクはどうしたらいいのか。
メールか?電話か、??、
っ、、、あー、
むり、だ、、、……、。
一向に来ない連絡、帰ってこない。もう時間は午後に突入し始めている。
どこにいるだ
ボクが悪かった、、だから帰ってきて欲しい、。
きっとそう願っても帰ってこないのだろう。
寒っ、
あいつ、…こんな中出てったのか、、
…どこいるんだよ、
ーーー
カフェにどのぐらいいただろうか。
そろそろ出ようと思い会計を済ませる。
「ありがとうございました〜」
チリン、とドアの音が耳に入ってくるのと同時に、店の中に入ってくるのは冷たい風。
コートを着ていてもそんなの関係なしに入ってくる。
「ぅゎっ、……寒、、」
外は既に暗く、街はライトアップされている。
「……綺麗、やな、」
感動と共に悲しみがまじえてきてなんとも言えない。
鳴海さんと見たかった、
……ちょっと向こうまで行こかな、
足を進めて歩く。
しばらくして目の前に、大きなクリスマスツリー。キラキラとする街でも、その中心に街よりも輝くものがある。
でっかっ、……
綺麗やなあ、…
職業病かな。
綺麗、次にすぐ出てきたのは安心だった。
よかった、無事怪獣が出なくて。
平和なクリスマス。
きっと怪獣がいなければこれが普通。
「わっ、……めっちゃ綺麗、、!!」
「写真撮ろ!!」
「来年も一緒に来れたらいいなあ」
「一緒にこれて良かった」
「えっ、TikTok撮ろ!」
「わ!あれ食べたーい!!」
「外寒〜」
気づくとまわりは自分だけではなかった。
1人じゃない。
ほんまばかやなあ、、
嫌いなんて言って外でてきて、、結局寂しいなんて、…アホすぎ、やろ、、…
何がしたいん、僕、。。
ぎゅっと拳を握る。
アホみたい。この後どうしよう。クリスマスだからって浮かれてちゃっかりプレゼントまで買った。
だけどもう、帰れる状況、、じゃない、し、。
だめだ、これ以上耐えきれない。
あかん、……どっか行こ、…。。
ここで泣いたらあかん、、
ずびっと鼻をすすって早足で歩く
ドンっ
え、誰、、
「ぁ、…すんませ」
鼻の奥にくる匂い。
目元が一瞬にしてもっと潤んだ
「ぇ、……」
「っ、いた、ッ、…やっと、」
「ほしな、っ、」
「なる、みさ、…っ、」
ぎゅっっと抱き寄せられる。
ボロボロとこぼれる
「っ、……ごめん、」
「ボク、が、…悪い、から、……」
「だからっっ、」
「嫌い、、…なんて、っ、…」
「いやだ、…嫌うな、、ボクだけ、っ、だし、」
「どこにも行って欲しくない、し、…」
「そんな顔、してほしくない、」
息切れしてるし声が震えてる。体が冷たい。薄着、やし、。耳赤、、……。
「……っ、」
「…頼む、」
「……ごめ、なさい、…。嫌い、やない、、」
「嫌いやない、し、…出てって、ごめ、っ、」
「っ、…ボク、も、……」
「全部、ごめん。。」
「朝起きてからずっとゲームしてたし、、保科、に対しても、酷いこと言った、。。」
「全部、…保科をこうさせたの、は、…ボク、だし、、……」
「…そない、…悲しいこと言わんで、」
「嫌い言うてごめんなさい、、…ほんまはむっちゃ、」
「むっちゃ鳴海さんに、会いたかった、し、」
「ずっと後悔しとって、、……」
「…ボクも、、会いたかった、。」
「もう会えないかと思った、……」
「…大袈裟」
「…帰ろ、ほしな」
「……うん」
「鳴海さん風邪ひいてまう」
「ん、、さむい」
そう、ほんとは初めからこれが良かった。
でも少しのズレで崩れてしまい、それは叶わなかったけど、
こうしてちゃんと、ふたりで手を繋いで歩くことができた。それだけでもすごく嬉しい。
「…来年は絶対喧嘩しない」
「来年も居てくれるん、?」
「離すつもりない」
「来年もボクらはこのままだ絶対」
「…、ふふ」
「でも今日がイブやん」
「明日も非番」
「鳴海さん、明日はちゃんとここにきましょ??」
「明日も来年も再来年もその次もずっとずっと付き合ってやる」
「ひひ」
「鳴海さんすき」
「ボクもすきだ」
【完】
誤差作品です
ありがとうございました🩷💜
コメント
4件
めっっちゃ感動(T ^ T) K氏さんの作品を呼んでいると、情景が頭の中で浮かんでその場で見ているかのように楽しんで読めてメッッチャ好きです🥰また色々みたいです!!
ちょうどラブミステリ小説読み終えた直後だったから序盤のいざこざが余計胸に沁みて涙が出そうでした😢😢 相変わらず心情描写とかもうますぎて…🤦🏻♀️🫶🏻🫶🏻 物語内の時間、学校通ってたはずなんにめっちゃ目の前で見ましたよってぐらい完璧に脳内再生できてもう最高です(相変わらず語彙力なくてごめんなさい🙇🏻♀️🙇🏻♀️) しかも最後のいちゃらぶが尊すぎて…!💗💗 最初との温度差えぐくてフライドチキン揚げられますよもう🍗🍖
クリスマスイブは自分学校だったけど これ見たら学校だった記憶なんてどっかに飛んでった気がする