コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
sm視点
俺はとあるチェーンバーガー店で働いている
最近バイトで入ったが日が経てばやることも
すっかり慣れてきた。
今日も今日とてキッチンとカウンターが人 が行
き交う昼のピーク時を過ぎ、休憩に入る人も
増え てきた 俺もあと1時間でシフトが終わる。
はやくこの1時間が終わらないかと祈るやいな
や今日の俺のシフトで注文を承る人もこの男性
で 最後だろう。
「やっと終わる」
そう思った。
この人やけに俺の名札見るな、
クレーマーかなんかだろうか、面倒くさい
常識に反さないちゃんとした対応をすれば、理
不尽なクレームも入れてこないだろう
sm「ご注文は何にしますか?」
mb「スマイルください」
はぁ…クレーマーかなんかかと思ったが
もっと面倒くさいタイプだったようだ、
メニューにも書いていない”笑顔”を要求してき
たそんなに俺が真顔だったのだろうか、
まぁいいこれでこいつが満足に終わるなら
俺のなれない笑顔でも振りまくか
sm「他にご注文はありませんか?」
(精一杯の笑顔中)
mb「スマイルだけで」
迷惑極まりないな、今客も少なければ、
俺以外カウンターの店員も居ない、どうすれ
ばこいつは 帰 るんだ…ッ゛
!?
mb「君さ可愛いね、…スマイル」
腕を執拗にレジ越しに掴み引っ張ってくる、な
ん なんだこいつは、っスマイルって、笑顔の事
じゃないのかよ、だからさっきあんなに俺の名
札を見てたのか、
困惑してる俺をあたかも軽い赤子を抱き上げる
かのようにカウンターから引っ張り出し周りに
客もいなけりゃ店員も居ない、平然 を装い店を
後にする男に俺は不本意にも
”スマイル”を提供 してしまった。
スマイルとスマイル同音異義語になるんですかね、結構このシチュ気に入ってます。