【竜蘭】
とにかく蘭が”兄”である事を理由に仕事を押し付けてくる上司達によって病む蘭のお話。
・病み
・リスカ
・みんな酷い
・竜胆少しおばかっぽい
・キャラ崩壊
・誤字脱字
・自己満
その他何でも大丈夫な方のみご覧下さい🙇♂️
三途「で、何回言ったらわかんの?」
蘭「だから、これやったのは俺じゃなくてりん…」
三途「あいつ一人じゃ無理つったろ!!てめぇの弟なんだから責任取れよ!!」
蘭「…ごめん」
マイ「蘭、この取引お前が行って」
蘭「え、それって竜胆が行くはずじゃ…」
マイ「かなり重要な取引だ。頼んだぞ」
蘭「…はい」
ココ「蘭、例の書類お前だけまだ出てないんだが」
蘭「俺出したよ?」
ココ「いや、出てないって」
蘭「出したって…!」
ココ「出てないんだよ!!」
蘭「嘘だ…俺初日に出したし」
竜胆「ココ、もう少しかかりそうだから待っててくんね?」
ココ「分かった。出来るだけ急いでくれ」
竜胆「ん。ごめんね」
ココ「大丈夫だ。」
ココ「早くしてくれよな」
蘭「え、俺じゃねーじゃん…」
ココ「は?」
蘭「出てないの…竜胆だったんだろ?」
ココ「そうだが?」
蘭「じゃあなんで俺に…」
ココ「お前の方が仕事出来んだから手伝えよ。書類の取り扱いは基本お前なんだから竜胆が終わってたらお前が出すだろ」
蘭「そうだとしたって最初から俺に言いに来たのはおかしいだろ!」
ココ「はぁ〜…めんどくさ…竜胆はお前の弟だろ?」
蘭「…」
竜胆「おかえり、兄ちゃん遅かったね」
蘭「ちょっとね、」
竜胆「…どうしたの?なんか元気ないけど…」
蘭「なんもないよ、大丈夫」
竜胆「そう?ならいいけど…」
蘭「…」
竜胆「兄ちゃん、飯先食う?それとも風呂?」
蘭「飯はいらないかな」
竜胆「…お腹空いてない、?」
蘭「うん、」
竜胆「そっ、か…明日はちゃんと食べなよ?」
蘭「…うん」
蘭「…はぁ」
竜胆「あがんの早いね」
蘭「そ?眠いから早く寝たいんだよね〜」
竜胆「最近休み少ないからね」
蘭「仕事量も多いしね〜」
竜胆「そう?まぁ今日はゆっくり休みなよ」
蘭「はーい♡」
竜胆「おやすみ」
蘭「おやすみ♡」
蘭「…」
蘭「カタカタカタカタカタカタ…」
蘭「はぁ〜…多すぎなんだけど…これは今日も寝れねぇな」
俺ばっかり。
竜胆はパソコン作業とかが苦手。
よくミスるし提出期限までに出せないことが多い。
だから俺が時々手伝ったり、2人で分担したりしてた。
でも、俺がそうやって竜胆を甘やかしてたら、『俺が竜胆の分をやるのが当たり前』
そう思われ始めた。
それからというもの、
竜胆の仕事は俺の仕事
竜胆が失敗したら俺にも責任がある
竜胆は失敗しやすいから俺がフォローして当たり前
と、なっていった。
全ては俺が『兄』で、竜胆が俺の『弟』だから。
俺が竜胆の分までちゃんとしないと。
そして竜胆はその事を知らない。
昔から俺が竜胆を甘やかしてたから、仕事で失敗しても怒られないのは当然、そう思っているのだろう。
竜胆がこのことを知ったらきっと悲しむ。
竜胆の悲しむ顔なんて見たくないから、
俺はずっと黙って
竜胆の分も仕事をして、竜胆の分まで怒られる。
これでいい。
俺が竜胆にしてあげられるのはそれくらいしかない
だからこれでいい。
兄ちゃん、なんか元気なかったなぁ…
眠いって言ってたけど、兄ちゃんは疲れている時ほど寝れないから心配…
飯も食べないって言うし…
ちゃんと寝れてるかな、?
ちょっと覗いてこよう…
竜胆「は、?」
思わず声を出してしまった。
竜胆(なんで疲れてる人が仕事してんの??)
部屋を覗くと兄ちゃんは、パソコンに向かって仕事をしていた。
でもおかしいのはそれだけじゃなく、兄ちゃんは任せられた仕事を全て既に終わらせている。
それなのに今仕事をしている、ということだ。
なんで?
もう本人に聞くしかない!
竜胆「に、兄ちゃん…!」
蘭「りんどー?どーしたの?」
竜胆「なんで…疲れたって言ってたのに仕事してんの…?それに兄ちゃんはもう全部終わってんじゃん…」
蘭「…実はちょこっとミスがあってさ!期限明日までなの思い出して今やってる〜笑 もうすぐ終わるから大丈夫だよ」
嘘だ。
兄ちゃんがミスなんてするはずがない。
竜胆「チラッ…」
蘭「竜胆も早く寝なよー?」
竜胆「兄ちゃん、これ兄ちゃんの分じゃないでしょ」
蘭「俺のだよ?」
竜胆「嘘だ!だってこれ、俺がまだ終わらせてない分だもん…!」
蘭「たまたま内容が同じだっただけでしょ、ほーら、俺も早く終わらせて寝たいから竜胆も戻りな!また明日ね、おやすみ♡」
竜胆「あ、ちょっと!…」
結局真実を聞き出せないまま部屋を追い出されてしまった。
…兄ちゃん何か隠してるのかな…
蘭「はぁ…」
危ない。危うく竜胆にバレるところだった…
蘭「もう少し…」
そうして無事竜胆の分の仕事も終わった。
蘭「また一睡もできなかった…」
まぁいいか、ちゃんと終わったなら竜胆に迷惑がかかることも無いだろうし。
けどさすがにふらふらする…頭も痛いしちょっとやばいかも。
今日は寝れるといいな…
竜胆「兄ちゃん!!今日朝から会議だってば!」
蘭「ぇ…そーだっけ…?」
竜胆「も〜!!ほら、早く準備して行こ!!」
蘭「ん…」
蘭「りんどー準備終わったよー、」
竜胆「え、もう?朝飯食った?」
蘭「いらね」
竜胆「なんで?飯はちゃんと食べなきゃ…」
蘭「いーの。早く行こ」
竜胆「?う、うん…」
竜胆「はよーございまーす」
三途「はよー」
ココ「おはよう」
竜胆「あれ、鶴蝶は?」
マイ「出張行った」
竜胆「あ〜そんなこと言ってたっけ。」
三途「つーか蘭は?」
竜胆「は?俺の後ろに…あれ!?兄ちゃんは?!」
ココ「なんで気付かなかったんだよ…」
竜胆「だって俺の隣か後ろにいるの当たり前だったし」
三途「流石ブラコン兄弟…(引)」
竜胆「あ”?」
ココ「そんなことよりもう会議始まんぞ!早く蘭連れてこねぇと!」
竜胆「会議遅れても仕事自体はすると思うし大丈夫じゃない?」
ココ「そうだけどよ…」
マイ「時間だ。これから会議を始める」
三途「________」
ココ「________」
蘭「すみません遅れました!!」
竜胆「兄ちゃん…!」
三途「おい蘭おせぇぞ!!何分遅刻してんだよ!!」
ココ「今日会議だって言ったよな?」
マイ「結構大事な会議だったんだけど…」
蘭「すみません…」
竜胆(そんなみんなで責めなくてもよくない…?何か理由あったのかもしんないのに…)
マイ「まぁいい。蘭は後で俺のとこ来い。会議を再開する」
蘭「…はい」
竜胆(でも俺が言ったってなぁ…遅れたのは兄ちゃんだし、しょうがないよね)
…
マイ「これで会議は終了だ。蘭以外自分の仕事に戻れ」
全員「はい」
蘭「…」
竜胆「にいちゃ…」
蘭「後でね、」
竜胆(ちゃんと一緒に来たのになんで遅刻したんだろ…変なの…)
蘭「首領、失礼します」
マイ「なんで遅刻した?」
蘭「…」
マイ「同じ事言わせんな。なんで遅刻したか聞いてる」
蘭「…竜胆が今日締切の書類部屋に忘れてるの途中で気付いて…取りに戻ったら修正箇所とか空欄とか沢山あったので…」
マイ「お前がやったと?」
蘭「…はい」
マイ「いくら弟だからって甘やかしすぎだ。」
蘭「え…」
マイ「なんだ?当たり前のことだろ」
蘭「…っ、はい…」
マイ「で、その書類は?」
蘭「竜胆の鞄の中にこっそり入れました…」
マイ「…そうか。今日は見逃すけど次はやめろよ」
蘭「…」
マイ「返事」
蘭「…はい」
マイ「戻っていいぞ」
蘭「…失礼しました」
なんで?
いつもは竜胆の兄貴だからって色々やれって言ってくるくせに。
俺が自分からやった事はダメって怒るの?
なにそれ
俺は自分の意思で何かをしちゃダメなの?
俺は言われた事だけしかしちゃダメなの?
なんで?
『兄ちゃんなんだから』
…あ、そっか。
俺は『兄ちゃん』で、竜胆は俺の『弟』だから、
俺は兄ちゃんらしくしてないといけないんだ。
俺は言われた通りにしなきゃ、いけないんだ
『兄ちゃん』なんだから
竜胆「兄ちゃん!!」
蘭「え、あぁ竜胆?どうしたの?」
竜胆「それはこっちのセリフ!!さっきからずっと呼んでんのに返事しないんだもん!」
蘭「ちょっと考え事してた、ごめん♡笑」
竜胆「も〜!」
蘭「で、どうかした?」
竜胆「仕事終わったらどっか飲み行こ〜って誘いに来たの!」
蘭「…いいね〜行こっか♡」
竜胆「ほんと?やった〜!!」
蘭「可愛いね〜竜胆♡」
竜胆「なっ…可愛くない!!」
蘭「照れちゃって〜♡」
竜胆「(-“-)💢もう戻る!また後でね!!」
蘭「は〜い♡」
蘭「…」
三途「…」
竜胆「ったく兄ちゃんは…」
竜胆「え、まって…あの書類たしか今日までだったよね…」
やばい…部屋に置いてきたままだった気がする…!!しかもまだ途中…!!
竜胆「怒られる…!!」
鞄の中に入ってたりしないかな…しないよな〜…
って…
竜胆「あったぁぁ!!!」
のはいいけど…途中なんだよなぁ…
竜胆「…え?…んぇ?全部…終わってる、?」
俺途中でほったらかしにしてたはず…なんで?
よく分からないけどこれで怒られなくて済む!
最近怒られてなかったし俺優秀なのかも♪
提出してこよーっと!
蘭「…はぁ」
ここまで〜っ!!!
こういう話好きでいっぱい書きたくなっちゃう
過去作被ってるのあったらごめんなさい🙏
話変わるんですけど非公開にされた作品ってずっと非公開のままなんですかね?
一時的にって書いてあったけどせめて期間くらい教えろください。
ばいばーいっ👋
コメント
6件
すきぃぃ!!!自分もこういう系大好きなんですよー!!
うっわ…最高過ぎる…続きが欲しい…続きが欲しい……
んァァァ最高!!え!好き! 兄ちゃんなんだから!がめちゃくちゃ最高! 蘭ちゃんの気持ちめちゃわかる🥺 蘭ちゃん、竜ちゃんに相談しよ!ね!