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ru×wn
とうとう、この日が来た。一緒にシャワーを浴びて、そのままお互い碌に水気も落とさずベッドにもつれ込む。
薄暗いベッドルームに浮かぶ二つのお月様は確かに欲を孕んでいて、それに射抜かれていると思うと、それだけでぴりぴりと甘い刺激を感じてしまう。
「ウェン、」
名前を呼ばれ顔を上げれば、軽い啄むようなキス。
次第にそれは角度を変えて深いものになっていく。
「ン、ふぁ…んむ」
キスをしながら体を撫でられ、くすぐったいやらなんやらで鼻にかかった声を漏らしてしまう。
だんだんと息が苦しくなって、はく、と息継ぎをすれば、すかさずロウの舌で口の中を犯される。歯列をじっくりとなぞられ、上顎も、舌の付け根も念入りに味わわれれば、すでに頭の中に靄がかかって理性という言葉が霞んでいく。
ゆっくりと食べられるようなキスに夢中になっていたら、いつの間にか押し倒されていたみたいで、2人分の唾液で口元はべちょべちょだ。
「ああぁっ!」
ふいに胸の突起を摘まれて、いきなり襲ってきた強い刺激に甲高い声で啼いてしまう。
ロウを見れば、にやりと悪い笑みを浮かべていた。
体を緩く撫でていた手が今度は、大きくも柔らかくもない少しばかり筋肉のついた胸を撫でて揉んで、乳首を転がして遊ぶ。
「ふ、っ…っあ、ん、んン…」
今日まで長い時間をかけて快感に慣らされてきて、さらに雰囲気によって甘い疼きを抱えている体は小さな刺激にも過敏に反応してしまい、情けない声が出そうになるのを唇を噛んで堪える。
「おい、声我慢してんじゃねえよ」
そう言った不満げなロウの顔がやけにゆっくり胸に近づいていくのを見つめる。
何されるのか、わかっていて興奮が抑えられない。小さいロウくんのお口が開いてチラリと赤い舌が覗いて見えるのさえ、艶めかしく感じて、さらに興奮してしまう。
「は…っは…ッ、いぁっーーーー!」
がじり、と歯で乳首を食まれた。
感じる刺激と、ロウが僕の乳首を咥えているというひどく官能的な光景がまとめて快感となって押し寄せてきて思考がどろりと溶け出すのがわかる。
ロウは、満足げにこっちを見ては、今度は舌で押したり、しゃぶるようにして乳首を弄んでくる。
「あっ、あ、ふうぅ…ぅあはぁっ」
一度我慢が解けてしまうともう踏ん張れなくて、意識とは真逆に甘く喘いでしまう。
そうすると、まるで褒めるように乳首をちゅぅぅうーーっと音を立てて吸われ、背中が浮いてしまうのが情けなくて恥ずかしい。
なんとか快感を逃そうとすれば、浮いた腰に手を回され思い切り胸を曝け出す体勢にされてしまう。
「あっ、や、うで、はずしてぇ、あんっ…」
懇願しながら、はやく逃げたいと身を捩れば、むしろ逃してやる気はないとばかりに回された腕に力が込められて、望みとは反対により胸を見せつけてしまっている。
ロウの目の前に突き出してしまっている無防備な胸をぱくりと乳輪ごと食べられて先ほどよりも激しく舐られる。
気持ちよくてたまらないのに、腰が震え、あちこちが敏感になっていくだけで、イくことができない辛さに生理的な涙が目に滲む。
快感が蓄積されて、それでも達することはできない甘いつらさを抱える体が熱くてしょうがない。
それだけじゃなくて、ロウと触れるたびに心臓が痛いくらいに拍を打って、触れた場所がぴりぴりするくらい気持ちよくって、熱が集まって仕方がない。
熱くて、甘くて、気持ちよくて、つらくて、幸せすぎて、少し怖い。今この一瞬が僕たちの永遠であったら良いのに、なんて思いは好きな人から与えられる快感に溶けていった。