「った、、」
左の足首に嫌な痛み。
「やっちゃったか、」
撮影が終わってヒールから私物のスニーカーに履き替える時に捻ったみたい。
「座って脱げばよかったぁぁ、」
後悔しても遅いよねぇ、、
コンコン
賢「○○?」
「はーい!!あと1分!!待って!」
どうしよう、、とりあえず着替え!!
ライブなの?って勢いで早着替えして。
「ごめん!お待たせしました!」
駿「ん、全然。行こ〜」
2人の後ろをゆっくりと歩く。
駿「ん?○○、どしたん」
「何が?」
駿「ゆっくりやし、左足着く時顔しかめてるし」
駿「…ちょいそこの椅子座ろ」
駿「賢人待って!」
賢「なに?」
駿「○○座って」
廊下にある椅子に座らせられて、みっちーは膝まづいて私の足首を確認。
駿「これ、いつ?」
いつものポワポワみっちーとは違う真剣な目線。心配かけちゃったな、
「…さっき、着替えるときに」
駿「痛かったやろ、言ってくれればおんぶしたのに、」
「いやいや、大丈夫だよ」
駿「賢人、2人分の荷物持てる?」
賢「いけるけど、」
駿「じゃあ○○乗って」
「えっ!大丈夫だよ!!歩ける!」
駿「普通に体調も悪いやろ?こういう時に甘えんと。」
こちらに背を向けて頑なに動こうとしない。
諦めておんぶしてもらおうかな。
「…ありがと」
駿「よし!行くで〜」
「…恥ずかしいかも」
駿「もうちょいやからw」
🚗
「ごめんね、ありがと。」
駿「全然。あ、ひざ掛け使いな?」
「うん、」
駿「それから、、膝!使ってええから寝な?」
「大丈夫だよ!座ってでも寝れるし!」
駿「○ー○ー??甘える!そろそろ覚えて!」
「…ありがと」
賢「着いたよ」
駿「○○降りれる?」
「ん。。」
駿「おんぶしよか?」
「や、、大丈夫!さすがに知り合い多いとこで、、」
駿「じゃあ肩?」
「届かないよ、w」
賢「ワガママw」
「賢人肩貸して?」
賢「知ってる?w身長175あるんだけど。w」
賢「もう諦めなw」
賢「お疲れ様です」
駿「お疲れ様です」
「お疲れ様です、」
視線が痛いよぉ、、
康「あれ?○○どしたん!」
「康ちゃん〜、、」
駿「○○、足やっちゃって」
康「マジか。大丈夫?」
「うん、そんな重症じゃないから大丈夫」
康「無理せんときな?」
「ありがと」
康「…ん?あれ、今夜生放送やなかったっけ」
駿「そうなんよなぁ、」
「踊れる」
康「言うと思ったw」
康「それまでちゃんと冷やして安静にやで!」
「はーい」
「った、、」
駿「○○大丈夫、?」
「ごめん、」
お腹が痛くて、思わず声がこぼれる。みっちーの耳元だから、聞こえたみたいで心配してくれる。
駿「大丈夫よ。どっち?足?お腹?」
「お腹、」
駿「そっかそっか、ごめんなぁ、もう着くから、、」
駿「んー、もっとぎゅーってしててええよ。暖かいやろうし、痛みを逃がせるかも。」
「痛くない?」
駿「えぇ?w もし痛かったら言うから思いっきりしてええよ?w」
言われた通りにぎゅーっと抱き着く。
「痛くない、?」
駿「全然。」
和「おぉ、待ってたで〜」
丈「○○大丈夫か?」
流「お、みっちーお疲れ。○○ここ降ろし?」
駿「ん、○○降ろすで」
「ありがと」
駿「賢人は?」
大「ん?来とらんけど」
賢「来たよー」
謙「氷?」
駿「ん、○○冷やしな」
『え、待って、もしかして捻ったん?』
「…うん」
和「マジか、」
流「確かにちょっと腫れてる、」
丈「今夜、」
「出る」
丈「言うと思った。」
「っ、、」
「大ちゃ、、」
大「ん〜?どした。」
「ぎゅー、、」
大「ん、ぎゅーしよな〜」
『何で大吾くんなん』
和「女の子は大変やなぁ〜、、」
奏「めざましスタッフさん到着されました」
「「…あ」」
奏「え?」
流「生放送で頭いっぱいやったわ、」
謙「座ったらあかんのかな」
駿「ダメってことは無いと思うけど、、」
賢「とりあえず移動するか」
流「○○肩貸すわ」
「ありがと」
『みっちーは肩高いもんな、w』
「ほんと、、」
「今回のなにわ動画は、道○○のカメラフォルダ大放出〜!!」
駿「いぇーい」
「皆んながしてたやつだよね」
駿「そうそう。」
ス「ただ、全く同じだと面白くないので、ちょっと方式を変えます」
駿「あ、変えるんですか?」
ス「〜〜部門のくじがあるので、それの一番のお気に入りを公開してもらおうかと。」
「楽しそう!」
駿「じゃあ○○から!」
「ん〜、、これ!」
「お!“ツーショット部門”!」
駿「あ〜、、あるわ。」
「私も!」
駿「じゃあ○○からで!w」
「私?私のは〜、これ!」
📷
ス「お疲れ様でした!」
駿・○「ありがとうございました!」
賢「2人ともティックトック撮ってもいい?」
「確かに撮ってない」
「みっちーおんぶ〜」
駿「はいはい。w」
•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨
🚗
和「なぁ、ホンマに踊るん、?」
「踊るよw」
『頑固、』
「ねー、みっちー、、恭平が虐めてくる、」
謙「普通逆やからな?w」
大「今日みっちーデーやない?」
丈「開拓されてってるやんw」
流「リハは軽くでお願いしますよ〜?」
「分かった〜」
「った、、」
『っと、、大丈夫?』
「ん、ごめん、」
ふらついたところを恭平が支えてくれる。
『ほんまに踊るん?』
「うん。」
『大丈夫なん?』
「大丈夫だよ。」
西畑Side
無事にリハ終了。
大「久しぶりに誰かしら来るんやない?」
謙「確かに!」
コンコン
そう話していると聞こえるノック音。
丈「はーい!」
康「○○おる〜?」
和「康ちゃんが一番のりやん」
康「お、まじ?」
康「○○足、大丈夫?」
「だいじょーぶ」
康「無理せんといてな?」
「うん」
康「ほな帰るわ」
流「え?帰るん?」
康「うん。○○の様子見に来ただけやし」
康「それに大吾離さんやろ?w」
「大ちゃんがいい」
絡ませた腕をぎゅっとして嬉しいことを言ってくれる。ただメンバーの羨ましそうな目は若干怖い。w
大「ありがとうな?w」
康「やから帰るわw」
足怪我した上に、体調悪いからいつもより甘えたさんの○○。
「大ちゃんこっち」
突然腕をグイッと引かれてどこかに行こうとする。
大「どした?」
「ここ座って」
そう言って1人椅子に座らされる。
大「?はい、」
俺が座ったのを確認して、○○が俺の上に抱き着くように向かい合って座る。
大「○○、眠たいん?」
「ん」
大「いいよ、寝な?ん、ここ顎乗せて。」
「ありがと、」
駿「寝たな」
和「あ、足首曲げるのキツイから?」
大「やと思う。これ、○○足つかんからw」
謙「宙ぶらりんやw」
流「思うけどさ、こういうとき、大体○○が甘えるのって大ちゃんなんよな」
丈「分かる」
和「やっぱ安心感があるんやろうなぁ」
大「恭平ごめんやんw」
後ろの方でずーっと黙ってる恭平さん。w
謙「もしかしたら起きたら恭平〜ってなるかもやん!」
『ならんやろ、、』
大「恭平代わる?」
『や、大丈夫っす。後ろから○○の寝顔見とくんで』
丈「拗ねたーw」
「んん、、」
大「起きた?」
「ん、きょへー、?」
『こっち来る?』
後ろから聞こえてくる甘い声。
「やだ。大ちゃんなの。」
うわぁ。絶対今恭平の顔見えんわ、、
『なぁそろそろ離れん?』
「やだ」
『俺にしよ?』
「大ちゃんがいい」
『何が違うん』
「人。」
流「そらそうやわなw」
大「な〜、○○?恭平のとこ行ってあげ?寂しがってるで」
「…じゃあ行く」
『ん、おいで』
そう言って○○が足をつかなくていいように抱き抱えて連れて行く。
『ん、肩貸したるから寝ててええよ』
そう言ってさっきの俺らと同じ体制。
「きょ、すきだよ」
『俺も好きやよ』
流「え、寝た?」
和「可愛い〜!」
大「ほんま可愛すぎな」
『○○いける?』
「いける」
謙「着替えたら言って。テーピングするから」
「ありがと」
謙「痛くない?」
「うん。ありがと。」
丈「ん、謙杜してくれたん。ありがとう。」
謙「いえいえ」
大「本番無理せんこと。ええな?」
「はぁーい」
丈「ほんまは抱き抱えて行きたいくらいやけど、、」
「やだ」
和「ほんまに無理したらあかんで」
司「なにわ男子の皆さんです!」
「「お願いします!」」
司「今日は、〜〜」
『○○大丈夫?』
「大丈夫だよ、足ついてないし」
「さっき座らせてくれてたから絶対心配になってる子いるよ」
『だってしゃーないやん、○○座れんのやもん』
「ていうか左足から登れば良かったんじゃ、」
『…確かに』
丈「はーい、そこカップルイチャイチャしなーい!w」
司「それでは宜しくお願いします!」
「「お願いします!」」
「降りるの怖、」
大「○○大丈夫?降りれる?」
「抱っこぉ、」
大「はいはい。立ち位置までお姫様抱っこしたるからな〜」
キャー!!
大「ん。頑張ろうな」
「うん」
司「それでは、なにわ男子で、〜〜」
🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.
全体がカメラに映る時はダンスにズレがあったら目立つ。だからせめてそこくらいは、って思ってたら結構足に負担が掛かって。痛くて痛くて、涙が出てきそうになって。溢れないように頑張って。
サビ前のソロ。割とアップで抜かれる。
中盤はもうただ苦しい。顔に出ないように頑張って、足の痛みにも耐えて。
最後の振りはお兄ちゃんが私を抱きしめるっていうのなんだけど、
丈「○○、おいで。」
優しくそう言われて。
ギュッ
ライトが消える。
司「ありがとうございました!」
「「ありがとうございましたー!」」
謙「○○大丈夫?大丈夫ちゃうやんな、」
「痛い、っ、泣」
『とりあえず抱っこ。』
駿「とりあえず抱っこって何やねんw」
終わった瞬間メンバーに囲まれて。もう止まることを知らない涙。お客さんから見えないように、さり気なくメンバーが壁を作ってくれて、恭平は、これ以上負担をかけないように、ってお姫様抱っこしてくれた。
賢「お疲れ様。偉かったな。」
って珍しく賢人に優しくされて。
「うんっ、泣」
賢「泣き虫w」
「うるさいっ、がんばったもん、っ、」
賢「はいはい。よく頑張った頑張った。」
頭撫でてくれてまた止まらない涙。
賢「とりあえず楽屋戻るか」
賢「冷やすよ」
流「わ、、めっちゃ腫れてるやん、」
「冷たっ、、」
コンコン
賢「はーい」
新「連れてきました」
「藤川先生、、?!」
藤「よっ!おーおー、泣いてんねぇ〜w」
は「余計なこと言わない」
藤「はいw」
藤「足見せてくれる?」
「何で、」
は「マネージャーさんに連絡もらったの。」
そう言われて、賢人を見る。
賢「これ以上悪化したらダメだから」
って。
藤「うーわ、こりゃ酷いわ。よくこれで踊ってたね、」
藤「うん、まずは安静だね」
藤「まぁ捻挫だね。切れてるとかじゃなくて良かったよ」
藤「とりあえずテーピングし直しとくね」
「すみません、、」
藤「ほんと無茶するなぁ〜w」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!