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「そんなに照れて、可愛いですね…」
マンションに着いてエレベーターを待つ間、片腕でより強く抱き寄せられると、
「……あの頃を思い出したら、君が欲しくてたまらなくなって……いいでしょう?」
耳元に甘ったるく吐息が吹きかけられ、そう囁きかけられた。
「だけど、エレベーターの中でなんて……」
恥ずかしさに火照る頬にチュッとキスをされる。
「今は誰もいないし、上に行くだけで人は乗って来ないのだから構わないでしょう? もう私も我慢がきかない」
乗り込んだエレベーターの中で壁際に追い詰められて、性急な口づけを迫られる。
「……ん…やっ…」
「……君の声は色っぽくて、そそられてしまう……」
エレベーター内で繰り返し唇が重ねられて、キスでのぼせたまま部屋に入ると、ドアに身体が押し付けられ息継ぐ間もなく唇が奪われた──。
「ダメ…こんなとこ、で…」
「……さっきもそう言ったように、もう我慢ができないんです…」
伸ばされた舌先が口内を蹂躙して掻き乱す。
「ふぅ…んっ…」
「……足を、開いて」
「……ここじゃ、いや…」
「今夜は、聞いてあげられません」
スカートの裾から入り込んだ手が太腿を下から上に撫でさする。
「やめ……」
両脚の隙間に膝が割り込まされて、横へこじ開けられる。
「……嫌じゃないでしょう? こんなに…して」
拒む私の手を払いのけて、腿を這い上がった彼の手が布地越しに中芯を弄ると、それだけでとろとろと滴りが沁み出して下着を濡らすのを感じた。