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「……下ろしても、いいですよね？」
私の答えも聞かないまま指で引っ掛けるようにして下着を下ろすと、
「ほら、もうこんなに濡れていて……」
じかにそこに触れ、溝を割るようにすーっとなぞり上げた。
「うん…も、いや…」
「……おとなしく、私に身を任せていなさい」
渇きを満たそうとするような口づけの激しさとともに、指がつぷっと内奥へ探り入れられると、
ちゅくちゅくという湿った音が耳について、羞恥を煽られる。
零れた滴がつーっと足をつたい落ちるのを感じて、
「…やぁ…ん…」
恥ずかしさのあまり内股を擦り合わせようとすると、
「いけませんね…抵抗するなど」
冷ややかでそれでいて妖しい輝きをたたえた、ぞくりとするような眼差しで私を見下げ、膝裏にあてがった手で片方の足をグッと上へ開かせた。
「あっ…はぁ…」
「……感じるでしょう？ ここ…」
中に挿し入れられた指をつたって、とろとろと粘液が止めどなく溢れ出る。
もう立ってさえいられなくなって、背中からずるずると崩れ落ちそうになると、
「……達ってしまえばいい」
耳に唇が寄せられ、囁きかけられて、
瞬間、達してしまった──。
「……可愛い」耳へ唇を付けたまま低く声が落とされると、「酔った君は、格別に……」漏らされた彼の吐息が、「可愛いですね……」耳の奥へふーっと吹きかかるのを感じた。
「……この続きは、ベッドの上でしましょうか？」
ハァハァと息をつく身体が抱え上げられると、彼との蜜のように甘い時間がまだ続くことに恥辱と期待とが入り混じるようだった……。
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