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【午前7時・星空こども医療センター 小児科病棟】
朝の病室は、いつもより静かだった。
ことねはベッドの上で、いつものぬいぐるみを抱きしめていた。
母「ことね、おはよう。よく眠れた?」
ことね「……お母さん」
母「どうしたの?」
ことね「なんだか、いつもと違うの……」
お母さんは、ことねの顔を心配そうに見つめた。
お母さんはナースコールを押した。
しばらくすると、周杜先生と聡先生が病室に駆けつけた。
周杜「ことねちゃん、おはよう。どうしたの?」
母「今朝から、いつもと様子が違うんです」
聡はことねの目線に合わせて、優しく声をかけた。
聡「ことねちゃん、どこか苦しいところはある?」
ことね「少し……胸が苦しいの」
周杜の表情が真剣になった。
周杜「分かったよ。すぐに先生たちと確認しようね」
聡「大丈夫。そばにいるからね」
周杜はすぐに風磨へ連絡した。
数分後、風磨、勝利、篠塚、原、寺西、永瀬が病室に集まった。
風磨「ことねの様子は?」
周杜「胸の苦しさを訴えています。今、状態を確認しています」
勝利「まずはバイタルを確認しよう」
篠塚「これまでの検査結果と比較してみます」
原「ことねちゃん、先生たちはここにいるからね」
寺西「怖がらなくていいよ。みんなで見守ってるから」
永瀬「無理に話さなくていい。ゆっくり呼吸してね」
風磨「全員、落ち着いて対応しよう。ことねの安全を最優先にする」
病室の空気が、少しだけ緊張に包まれた。
風磨「ことね、今から少し検査をするね。苦しかったらすぐに教えて」
ことね「……うん」
勝利は看護師と連携し、必要な検査の準備を始めた。
篠塚「これまでの記録も確認します」
聡「ことねちゃん、不安だよね。お母さんも一緒にいるからね」
ことね「先生……治る?」
周杜はことねの手を優しく握った。
周杜「一緒に頑張ろう。先生たちも一生懸命考えるからね」
風磨「一つずつ確認していこう。焦らず、確実に対応するぞ」
先生たちは、それぞれの役割を果たしながら、ことねを見守った。
【午前8時・診察室】
検査が終わり、先生たちは診察室に集まっていた。
勝利「検査結果が出ました」
篠塚「昨日までのデータと比べる必要があります」
風磨「原因を慎重に確認しよう」
聡「ことねちゃんも、お母さんも不安だよね……」
原「絶対に一人にはしない。みんなで支えよう」
寺西「俺たち8人で力を合わせよう」
永瀬「まずは正確な情報を確認しよう」
周杜は検査結果を見つめ、静かにうなずいた。
小さな命を守るため、先生たちの真剣な話し合いが始まった。
【午前8時30分・ことねの病室】
風磨と勝利が、ことねとお母さんに検査結果を説明するため病室に入った。
風磨「ことね、お母さん。検査結果についてお話ししますね」
母「何か分かったんでしょうか……?」
勝利「今のところ、すぐに命に関わる状態ではありません。ただ、胸の苦しさの原因を調べるため、もう少し詳しい検査が必要です」
母「そうですか……」
ことね「お母さん、泣いてるの?」
母は慌てて涙をぬぐった。
母「大丈夫よ。ことねのそばにいるからね」
聡「お母さんも、一人で抱え込まないでくださいね。私たちも一緒に支えます」
風磨「どんな小さな変化も見逃さないよう、みんなで見守っていきます」
ことねは先生たちの顔を見て、小さくうなずいた。
先生たちが病室を出たあと、周杜はことねのそばに残った。
周杜「ことねちゃん、少しお話ししてもいい?」
ことね「うん」
周杜「怖いことがあったら、我慢しなくていいんだよ。泣いてもいいし、先生に何でも話してね」
ことね「周杜先生も、ずっといてくれる?」
周杜「もちろん。先生はことねちゃんの味方だよ」
ことねは周杜の白衣の袖を、小さな手でそっとつかんだ。
ことね「先生、ありがとう」
周杜「こちらこそ、ありがとう」
周杜は優しく微笑んだ。
【午後1時・星空こども医療センター】
午後になり、ことねの表情には少しずつ笑顔が戻ってきた。
風磨「今日は無理せず、ゆっくり休もうな」
勝利「引き続き、しっかり様子を見ていくからね」
聡「何かあったら、いつでも呼んでね」
寺西「明日はみんなで楽しい話をしよう!」
原「ことねちゃんの笑顔が一番だね」
篠塚「検査結果を引き続き確認していきます」
永瀬「今日はゆっくり眠って」
周杜「また明日ね、ことねちゃん」
ことね「うん!先生たち、おやすみなさい!」
先生たちは笑顔で病室を後にした。
小さな異変に気づいた一日。
それは、先生たちが改めて命の大切さを感じた一日でもあった。
第3話 完
コメント
1件
うわあ、胸がじんわりしました……。ことねちゃんが「治る?」って聞くところ、すごく刺さりました。子どもながらに自分の状態をちゃんと認識してて、でも怖がりながらも先生たちを信じようとしてるのが伝わってきて。それに対して周杜先生が「一緒に頑張ろう」って手を握るのがもう……8人全員で一人の子を囲んでる感じ、医療ものとしてすごく丁寧で温かい描写だなと。お母さんが泣くのを隠そうとするのもリアルで苦しいけど、それを聡先生が「一人で抱え込まないで」ってフォローするところも好きです。次、詳しい検査の結果がどうなるのか気になりますね。