テラーノベル
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遠い、昔の記憶が俺の胸を締め付けた。
ひどく寂しくて、むねがきゅっと
どうしようもなく痛くなった時、幼い俺は時折家の廊下の隅でうずくまっていた。
心が痛い。
軽く俯いたら涙の雫がぽろぽろ溢れた。
悲しい、痛い。胸が苦しくて死にそうだ。
「アメリカ」
ふと隣の扉から声が聞こえた。
「……お父……様?」
コツコツと一定化された足音が俺の近くに来た。
「何故泣いているのですか」
いつもの人を嘲笑うような声でなく、酷く柔らかい声で幼い俺に問いかける。
またコツコツと足音が舞った。
「嗚呼、分かりました。またカナダと喧嘩したんですね」
まるで全て分かりきったような声が、耳元で聞こえた。
「えっ……お父、様なんでボクなんかの隣にっ、いつもいつも……迷惑かけてばかりなのに」
「いいのですよ、子供はそれが仕事なのですから」
ぽんっと幼い俺の頭に大きい手をおき、左右に撫でた。
「っお父……様//」
「いいこいいこ、アメリカは私の自慢の息子ですよ」
そう言い、イギリスは幼い俺をいつも慰めてくれていた。
きっときっとこの関係は決して崩れることはないと、この頃は思い込んでいたのだ。
コメント
1件
第1話、読み終えたよ…。幼いアメリカが泣いてる場面、めちゃくちゃ切なくて胸がギュッてなった。イギリスの「いいこいいこ、アメリカは私の自慢の息子ですよ」って言葉、優しすぎて涙出そうになった…。この穏やかな親子関係が「禁断」ってタイトルにどう繋がっていくのか、すごく気になる。続き、早く読みたいな🌙
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RUU
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