jkside
🐰「お疲れ様でした〜」
まだ残るらしい同僚の、
疲れきったおつかれ〜の返事を聞きながら、会社を後にした。
今日は台風。
ヒョンは僕が終わるまで待ってると言ったけど
流石に酷くなる前に帰って欲しくて先に帰らせてしまった。
思ったより遅くなったし、何しろ雨も風も酷くて、こんな暗い夜で怖がっていないか心配だ。
彼はまだ、暗闇のトラウマが抜けていない。
閑散としたエントランスを歩きながら、彼の携帯に電話をかける
🐰「あ、ヒョン、大丈夫?」
数コールで繋がったが、
返事がない。
🐰「ジミナ?」
🐣「ぐすっ、、だいじょばない、、泣」
消え入りそうな声が聞こえて、可愛くて不覚にも微笑んでしまう
🐰「遅くなってごめんね
お風呂入った?」
🐣「ん、、入ってない、、むり泣」
🐰「じゃあ、すぐ帰るから一緒に入ろうね」
🐣「うん、、早く帰ってきて、、泣」
🐰「大丈夫だよ。
布団くるまって耳塞いどきな、ね?」
🐣「そうする、、、泣」
電話の向こうから、寝室に向かうような足音が聞こえる
自分の番の素直な様子に、愛おしさが溢れて止まらない
🐰「ん、待ってて」
🐣「ぐが、、気をつけてね泣」
🐰「うん、ちゃんと帰るよ、安心して。」
帰るまで電話を繋げてて欲しいと言われたが、
雨で視界も悪いし、それなら周りに気をつけて急いで帰った方が危なくないし速い。
ぐずるヒョンをなだめて電話を切り、
風で暴れ回る傘を頑張って抑え、早足で家に帰った。
🐰「ただいま〜」
少し濡れてしまったジャケットと靴下を脱ぎつつ、家の中に声をかけるが、返事が無い
寝室にいるのは分かっていたので、とりあえずリビングに荷物を置いて、風呂場で手と足を洗った。
そっと彼のいるところに向かうと、
🐰「ヒョン、ㅎㅎ」
また笑ってしまった。
ベッドの上に大きなおまんじゅうがあったから。
もぞもぞ動いているおまんじゅうをとんとんっとすると、
中からなにやらぐずぐず言っているくぐもった声が聞こえる
🐰「ひょん〜出てきて〜」
布団を半分無理やり剥がすと、枕をぎゅっと抱いて、亀みたいに小さく縮こまってるヒョンがいた
🐣「おそい、、、泣」
🐰「ごめんね、こっち向いて、、」
可愛すぎて打ちのめされながら、
ころっとヒョンの体を転がしてやると
🐰「あぁ、、こんな泣いちゃって、、ごめんね、、」
顔をしかめ、うるうる揺れる目でこっちを見つめられ、もう耐えられず、
ベッドに上がり込んで、枕を取り上げつつ、泣きべそのヒョンにそっと覆い被さった。
顔をしっかり囲うように腕を着いて、汗でくっついてる前髪を払ってあげる
🐰「そんなこわかったの?」
こくんと頷くジミン。
🐰「暗いの怖いのは分かってるけど、、
いつもこんな泣くまでは怖がらないよね、どうした?なんかあった?」
聞くと、気まずそうに目を逸らした。
🐰「ん?大丈夫だから言ってみ?」
ヒョンの腕が僕の体に回されて、
背中のワイシャツをきゅっと握られた
🐣「苦手なのに気になっちゃって、、、
ホラー映画1人で見てたら、、、怖くて、、、、」
それを聞いて思わず吹き出す。
🐰「もう、、なにしてるのㅋㅋ
こんな台風の日にひとりで見るなんて、僕でも怖いよㅋㅋㅋ」
その恥ずかしそうに赤らんだ可愛いほっぺに、ちょっと顔を下げてキスを落とした
そりゃあお風呂にも入れないわけだと納得する。
🐰「これから怖い映像なんか1人の時に見ちゃだめだよ?わかった?」
🐣「うん、、もう見ない、、」
その姿は完全に弱ってるひよこ。
可愛くって何回もキスを落としてしまった。
🐰「よし、お風呂行こっか」
こくっと頷いたから、抱き起こして
お風呂まで手を引いていく。
🐣「ひゃあぁっ」
洗面所について電気をつけた途端、
不安定なところに掛けていたタオルが急にバサッと落ちてきて、
驚いて飛び跳ねたヒョンが、慌てて僕の胸に抱きついてきた
🐰「よしよし、大丈夫だよㅋㅋ」
そっと頭を撫でてやると、抱きついたまま動かないひよこさん。
🐣「び、、びっくりした、、、もうやだぁ泣」
駄々こねる幼稚園児みたいなヒョンの相手をするのは楽しいが、
そんなことより、大事な大事な甘えん坊Ωと、早くお風呂に一緒に入りたくて仕方ないαの僕。
さっさと腕の中のヒョンの身ぐるみをするする剥がして、浴室に押し込んだ
コメント
9件
今日も安定に尊いな おまんじゅうとか、なに?ほんとに可愛いし、まんじゅうジミンも可愛いけどまんじゅうに例えてるグクもたまんねぇな、お風呂プレイください🛀
わぁぁぁ見てるこっちが 恥ずかしくなってきた/// もう最高です!❤❤ ԅ( ิټ ิԅ)グヘヘヘ((((殴 勿論欲しいでふ。( *´艸`)グフフ
ホラー👻見て、おまんじゅうになる💘🐣💘可愛すぎる❣️(〃✪ω✪〃)どんな🐣も優しく包み込む💘🐰💘もう、幸せすぎます❣️ゆっくりでいいので、ENDLESSで🙏💜入浴シーン既に(* ̄ii ̄)で待ってま~す