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「おはー」


そう言ってまなの肩を叩くゆうきの姿があった。


「ゆうき、おはよう。」


私は目を合わせてからニコッと笑い言った、


「おっ、おぅ、/」


今日はやけに顔を赤くしている気がした、暑いせいだろう、


それに加えまなは、私たち二人を見ながら満面の笑みを浮かべこちらを見ている。


「なによ、なんかおかしい、?」


にやにやするまなは、迷わず口を開き私に向かっていう。


「お似合いだなぁ~って」


いやいや。そんなわけない。確かにゆうきとは幼馴染で、


仲はいいが、付き合いたいとか、そういう恋愛感情は一切なかった。


「いやいや、ぜったいないよ、ね、ゆうき」


ゆうきの方を見ると顔を真赤にして俯いている姿があった。


「、、、、、?????」


私は混乱していた。


「、、、先行くね、今日、生徒会で準備しないといけないことあって」


そう言って、私はその場から駆け足で逃げた。


もちろん生徒会の一員ではあるが、今日はなんの予定もないフリーな日。


なんとなく、あの場にいたら面倒具さそうな気がしたので逃げてきただけである。


「はぁ、、、どうして朝からこうも、嫌なことが、、」


そう思いながら鉛のようにおもい体で校舎へ入る。


「あれ、さえ?おはよ。今日は早いじゃん。」


「、、!?」


心臓の音が確かにさっきより鮮明に聞こえた。ドクン、ドクン、と。


「おっ、おはよ~」


頑張って理性を保ちながら、友達へ見せる笑顔を作り振り向いた。


凛とした表情。低く、冷たい声。それに似合う白髪の髪。まるで氷のような白い目。

「あ、俺今日日直だから、先行くわ、」


そう言って彼は駆け足で階段を登っていった。


不真面目なあいつが日直だから先行く、?


ありえない。絶対ない。


そう思い不思議でたまらなかった私は、こっそり彼を追いかける。


教室へついた。心臓の音が鮮明に聞こえる中、ドアの前で体温調節を行う。


大丈夫。きっと。普通に振る舞うだけ。それだけ。


そう言い聞かせながら、ゆっくりと、ドアを開ける。

静かな夜へ、さよならを。大好きな君に、よろしくを。

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