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剣持視点
「…はぁ…」
僕は今、撮影を乗り切る攻略法を考えている
朝から体に違和感はなんとなく感じたが
この気怠さと頭の重さは熱以外あり得ない
本当なら撮影を放り出して休みたいけど
撮影はあと5分ぐらいで始まってしまう
それどころか
そろそろ撮影を始めようという空気が漂っている せいで
すいません休みます!とはあまりにも
言いづらかった
「もちさんがため息とか珍しいやん」
「うわっ…ふわっち!?」
突然の声にびっくりして頭を上げると
ふわっちが僕の横に座っていた
「…え、聞こえてたの?」
「おん。バッチリ」
どうやらふわっちには聞こえていたらしい
聞こえないような音量でため息を吐いたつもり
だったんですけど?
そういえばこいつら体調不良に敏感だったわ
気づかせないようにしないとな…
「じゃあ撮影始めてよろしいでしょうか?」
スタッフの声が響く
上手く乗り切れるかな僕…
そんな事を思いながらスタッフのいる方に
向かった
「木10!ろふまお塾〜!!」
「え〜」
「なんだえ〜って、そこ盛り上がって下さいよ」
「www」
流れるように撮影が始まっていく
それに対して僕は話の内容についていけて
いなかった
頭は痛いし、暑いし、だるいし
僕やばいかも
そんなことしか考えられない
「もちさんなんか無言じゃね?」
「お〜い、もちさ〜ん生きとる〜?」
なんか言ってるけど
今の僕じゃ聞き取れはしなかった
(あ、やばいかも)
「…え、もちさ_」
何を言われてるかも分からないまま
僕の意識は失われていった
コメント
4件
体調不良の顎は栄養価が高い!!!!!!( ᵕ ᵕ̩̩ )続き楽しみにしてます‼️𝓚𝓲𝓼𝓼…