ty短編集

•ご本人様とは関係ありません

•完全創作

甲斐田視点

「あっっぶな…」

こちら側に倒れてきた剣持を

なんとか受け止め る

…ところまでは良かったんだけど、

仲間が倒れた時の対処法なんて知らないんだよね〜…

「…社長、どうしたらいいと思う？」

「…ヤバそうだったら救急車呼ぶしかないんじゃないですか？」

「いや、そうなんだけど…」

めっちゃ軽く言うじゃん

確かにその通りではあるけど

「あえ、救急車って110やったっけ…？」

違うわ119だわ

「…不破さん警察呼ばないで下さいね？」

目の前で コントのような会話が

繰り広げられて いく

もはや仲間が倒れたという事実を疑うレベル

もちさんは救急車を呼ぶレベルではないと

みたが、起きる気配は一切ない

症状として見られるのは今のところ熱だけ

…とは言っても、結構高かった

ほんと、どこまで無理すれば気が済むんだ

この高校生は…

「…ん……かいだ…？」

そんな事を思っている間に、

もちさんが起きたらしい

「もちさん！？もちさ〜ん！や〜っと起きたんすか！」

「剣持さん！大丈夫でしたか！？さっきあなた

倒れたんですよ！？」

さっきまでコントを繰り広げていた

2人が慌ててもちさんのところに駆け寄ってくる

「……うるせぇぞ甲斐田…」

「僕何もしてないよね？？」

理不尽すぎる攻撃をされた気がするが

第一優先はもちさんの体調

「僕スタッフから色々もらってきますね、ちょっともちさんはゆっくりしててもらっt

ｸﾞｲｯ

「おわ″っ！？もちさん！？どうs」

「…」

「もちさん…？」

さっきから無言なの怖いんだけど！？

何！？

「…ここにいて下さい」

「……えっ？」

「これ以上言及したら殺します」

怖…

「…分かりましたよ。他になんかして欲しいこと あります？」

「…手、握ってて下さい」

「…え″っっ？」

普段は僕は媚ない！とか言ってるのに？

手を握れと？

これが媚じゃないことある？？

「…あの、2人とも…これ、」

「「………」」

だめだ2人とも衝撃が強すぎてフリーズ状態になってる！！

あーもう！頑張れ甲斐田！！

お前ならいける！！

「…ふぅ…これでいいですか…？」

「…んふっ…はぃ…」

恥ずかしすぎて死にそう。

これもちさんが正気に戻った時僕殺されるんじゃない？

でも、正直…

「ちょっと可愛いんだよな…」