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srngです
自衛よろしくお願いいたします
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[ん、んー…]
光を感じてゆっくりと目を開ける。
<おはよ。なぎちゃん、動かん方が良いよ>
[おはよゲホッございます、]
自分の枯れた声を聞いて苦笑しながら
彼から水を貰い1口飲む。
その後もう一度布団に潜り込む。
今日一日で身体のだるさと痛みは取れる気がしないが、その分の幸せを感じられた気がした。
[今日一日、私動けないですからね、、]
<あはは、ちゃんとお世話するからさ、ね?>
少ししょぼんとした彼の顔を見てふっと笑いながら、今日もまた幸せを感じるだろうと思いながらもう一度眠りに落ちた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
凪ちゃんがふっと笑った後にすぅ、と規則正しい寝息を立て始めた。
俺はその寝顔をカメラに収めてから彼の頭を撫で、彼のお世話に徹するためにぐっと伸びた。
部屋の掃除をしながら彼の好きなご飯を頼もうか悩みながら昨日の惨状を片ずける。
片付けながら昨日の凪ちゃんの負担を想像して苦笑する。
テキパキと片付けを終わらせてなぎちゃんの横に寝っ転がる。
ふと、凪ちゃんの左腕の傷が目に入った。
もしも俺が早く気づいていたら、ついて行っていたら、この傷は無かったのかな、なんて考えながら傷を撫でる。
その後凪ちゃんをぎゅっと抱きしめ、そのまま俺も眠りに落ちた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ふと目が覚めた私は、 寝てから何時間経っただろう。
そう思い私は体を起こそうとした時だった
私に抱きついた大男がすぅすぅと寝息を立てていた。
私は体を起こすことを諦め、やわやわと彼の頭を撫でた。
彼の顔を見ると目尻が赤い。寝ている時にふと涙が出たんだろうと思い私は彼を抱き締め返しキスを落としてみる。
<起きてる時にやってよ、凪ちゃん>
[キャァッ!!!起きてたんですか貴方!!!!]
いきなり聞こえた声にびっくりしてあられもない声を出す。
それと同時に彼の顔に付いている涙の跡を拭う。
<なんか付いてた?>[いや、何も]
彼の顔の涙の跡を知ってるのは私だけで良いだろうと思い、彼に聞かれてもはぐらかす。
<ねぇなぎちゃん。>[どうしたんですか、]
<お腹の傷とさ、腕の傷、俺がついて行ってたら無かったのかな、>
涙の訳はこれか、と察して声をかける。
[貴方がいたら傷つかなかったかもしれないけど、貴方が悪いわけじゃないんだから、そんなに悩まなくてもいいんじゃない?]
[実際、私はこの傷のおかげで貴方が優しくしてくれたし、ね?]
怪我の功名ってわけよ、そう呟きながら彼の頭を撫でてみる。
<そっか、凪ちゃんがそう言うなら、いっか、>
そう言って私の胸に顔を埋める彼をみながら、今日は1日この人を甘やかそうと心に決めた。
いかがでしたでしょうか。
これにて完結になります。
沢山のいいね等ありがとうございます
m(*_ _)m
良ければいいねコメント等よろしくお願いします。