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深澤side
本当は、ラーメン食べにいこうなんて、ただの口実で。最近忙しくて、会えるのも、ちょっとした時間だけで。
明日休みだから、会いたくて。
だから誘った。子供もいるから、ふたりでなんて無理だから、皆でって。でも、ほんとは、そのあと、こっそり二人の時間作ろうと思ってた。
だから、アルコールメニュー見てた時、どうしようかと思った。けどいえなくて。そしたら、まさかのメンバー揃うとか。タイミング……
佐久間が発した
『照、パパみたいじゃん』
何気にグサッとくる。
たしかに、下の子2人は3女はめめ。息子は照二懐いてる。俺のとこは来もしない……
まぁでも、メンバー揃うのも久しぶりで、やっぱ嬉しくて、はしゃいでて、気づいたらなんでか、照に抱きしめられてるの。
それ見たらさ、佐久間の言葉が頭の中でこだまするし。
そういや、俺たちって付き合ってんのかな?
俺好きとかいってないし、言われてないんだよな。
あのときも、なんかその場の雰囲気?みたいなもんだったし。
(´Д`)ハァ…
それに、目黒や、照みたいに、人前であんな出来ないからなー
渡『なぁ。いいの、あれ。俺にはあんなに怒っまくせに…』
深『ん………でも人前じゃね』
渡『ふーん(笑)俺の前では気にしないくせに(笑)』
深『なべは知ってるでしょ?わら』
渡『あれ?照がこっちに背向けちゃったけど?』
深『………やっぱ照の方がいいのかな』
渡『へ?』
深『だって、子どもも懐いてるし。』
渡『いやいや、キスまでしといて?』
深『あれは……その場の雰囲気もあるじゃん?』
渡『は?お前……』
深『いや、俺は、軽い気持ちじゃないけど………ってか、恥ず⁄(⁄ ⁄>⁄-⁄<⁄ ⁄)⁄』
そう言って、おれは、目の前にあったチューハイを飲み干した。
渡『しらねーよ?照に取られても。』
ラ『ね、ふっかさん、いいの?あれ…』
深『………』
佐『てか、付き合ってんじゃなかったの?』
深『ん……』
渡『(´Д`)ハァ…』
ラ『え?なに?』
渡『人前だから?好きな女が泣いてんのに、行かないとか、そりゃ、照の方がいーだろな。』
ラ『ちょ、翔太くん?』
佐『てか、あの人深澤と抱き合って寝てたよね?なに?いまは照?』
深『え?』
ラ『みんな見てるじゃん、写真!』
深『あ………』
そうだ。最初のとき………
なんだ、そっか、みんな見てるのか。
何俺やってんだ……
あ。息子が、眠たそう。
よし、いくか。
深『やっぱ行ってくる』
渡『おう!』
佐『?』
ラ『頑張って!』
深『照? 』
岩『あ、ふっか!』
深『ゆりさん?大丈夫?』
息子『ママ……』
岩『眠くなった?』
息子『うん……ママなんで……』
深『眠たい?ママ、ちょっときついみたいだから、一緒にねる?』
息子『ひーくん……』
深『照、ごめん、照がいいって……俺かわるから…』
岩『あー。じゃ俺息子寝かすわ。』
深『おう!』
照は、息子を抱っこしで、背中をトントン。
深『ゆりさん? 』
声をかけても、返事がない。
深『ん?ねてる?』
「………ヒクッ……」
深『ごめんね?』
そう言って抱きしめた。
暫くして
「………ん?」
深『おきた?』
「……え?」
俺の顔みて、戸惑うゆりさん。
深『大丈夫?お水のむ?』
「あ、うん……」
そう言って、俺の腕から離れていく。
深『てか、たべた?』
「ん、少し」
深『なんかたべる?』
「ん、いらない……」
深『元気ないじゃん❗わら。どしたの?』
「別に……」
なんかそっけない。
やっぱ照が良かったのか。
「あれ?岩本さんは?あ、息子もいない…」
やっぱ照か……
深『あー、眠そうだったから寝かしてるんじゃない?うるさいから外で。』
「……そっか。」
またほら、沈んだ顔…
深『なぁ………』
「ん?」
深『照のこと好きなの?』
あ。言ってしまった。
「…………なんで?」
深『いや……なんとなく』
「………」
深『あ、照戻ってきた!』
岩『あ、おきた?息子寝たよー?』
「あ、ありがと。いつもごめんね?」
そう言って、俺には向けてくれなかった笑顔を照には向けるんだ……
岩『なんかたべよ。サラダとか無いかなあ』
「あ、私もサラダたべたいかも!」
さっきはいらないって言ったくせに……
岩『ふっかは?なんかたべる?あ、飲み物は?』
深『あー、じゃあ、チューハイのもうかな。』
岩『チューハイ?(笑)珍しいね(笑)』
深『あ、ん、なんか今日は飲みたい気分だからさ!久しぶりみんないるし!』
誤魔化すしか出来ない……
「私ビール!」
岩『え?まだ飲むの?(笑)』
「だってちょっと酔い冷めたんだもん。 」
岩『もう、知らないよー?(笑)』
そうやって2人で笑ってる…
なんか俺だけだったんだ……
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