テラーノベル
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朝日が昇る頃。
KING本部は静まり返っていた。
昨日の襲撃。
敵は地下武器庫へ侵入したものの、何一つ奪うことなく姿を消した。
残されたのは、あの黒い招待状だけ。
会議室。
大きな円卓を囲むのは、KINGを支えるたった六人。
らん「みんな、お疲れ。」
なつ「敵は逃げたけど、気味が悪いな。」
こさめ「目的が分からないもんね。」
みこと「……違う。」
全員がみことを見る。
みこと「目的は最初から一つ。」
みことは黒い招待状を机に置いた。
みこと「“俺たちを挑発すること”。」
すち「でも、どうして?」
いるまは窓の外を見ながら小さく笑う。
いるま「俺たちが動けば、それだけ敵も動きやすい。」
らん「つまり、相手は私たちを誘ってる。」
部屋に沈黙が流れる。
KINGは部下を持たない。
この組織で動くのは、この六人だけ。
誰かが欠ければ、その穴を埋める者はいない。
だからこそ、一人ひとりが最強だった。
らん「改めて確認しよう。」
らんは立ち上がる。
壁に設置されたモニターに六人の情報が映し出された。
「私は――」
コードネーム:CROWN。
「KINGのボス。」
「指揮と判断は私が行う。」
腰の刀にそっと手を添える。
「みんなを必ず守る。」
いるまが前へ出る。
「REAPER。」
「裏ボス。」
二丁拳銃をくるりと回す。
「暗殺も潜入も俺が担当。」
「俺の姿を見た敵は、生きて帰れない。」
なつが笑いながら大鎌を肩に担ぐ。
「BLAZE!」
「戦闘担当!」
「真正面からぶっ飛ばすのが俺の仕事!」
炎が刃を包み込む。
こさめは短剣を指先で回した。
「FROST。」
「情報収集と潜入。」
「誰にも気付かれずに任務を終わらせるよ。」
みことはノートパソコンを閉じる。
「VOLT。」
「作戦立案、解析、通信。」
「みんなが勝てる道を作る。」
最後にすちが優しく笑った。
「EDEN。」
「医療担当。」
「傷付いたら、ちゃんと助けるから。」
らんは満足そうに頷いた。
「これがKING。」
「たった六人。」
「だけど、誰にも負けない。」
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その瞬間。
ピコン。
部屋の端末から電子音が鳴る。
みこと「……?」
画面を見る。
そこには、また一通のメッセージ。
『次は、お前たちの”力”を見せてもらう。』
その下には、地図の座標が一つだけ送られていた。
なつ「呼び出しか。」
こさめ「罠だろうね。」
すち「でも行くしかない。」
いるまは銃を腰に戻し、不敵に笑う。
「逃げる理由はない。」
らんは静かに刀を抜く。
刀身が光を反射する。
「行こう。」
「KING最初の任務。」
「敵が何者なのか、確かめる。」
六人は黒いコートを羽織り、本部を後にした。
敵が待つ場所へ――。
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コメント
3件
おお…3話、どんどん面白くなってきたね🤍 KINGの六人、それぞれのコードネームと役割が明確になって、頼もしさと同時に“欠けたら終わり”っていう緊張感がめっちゃ伝わってきた。 いるまの余裕のある不敵な笑いとか、らんの「みんなを守る」っていう覚悟…すごくキャラが立ってて、もう完全にこの世界に引き込まれてる。 敵の「次は力を見せてもらう」って台詞も不気味で、次が楽しみで仕方ないよ…。 ゆあさんの書くバトルアクション、めっちゃかっこいいです🥀