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すごい文才...是非とも応援させていただきます...!
よし、大好きタイプきた、とりま連打
⚠注意⚠
アメ日帝のモロエッチシーンがあります。まんまレイプです。お気をつけください。
その後、順番にシャワーを浴び元の服に袖を通し、二人してベッドに腰掛けた。
気まずい。
日帝が距離を開けて座っているのは遠慮だろうか、危機感だろうか。
日帝「ひとつ、質問してもよろしいですか?」
先に沈黙を破ったのは日帝の方だった。さっき見せた笑顔は作り物のそれだったらしく、今は真顔そのものである。
ナチス「なんだ?」
日帝「…私がいうことではないと分かってはいますが…、なぜ私の、この我儘に応じようとしてくださったのですか?」
ナチス「なぜって、それは…。自分の仲間が苦しんでいるのだから……。」
日帝「…そう、ですか。」
思ったより暗く、残念そうな返事が返ってきた。見れば彼特有の耳と尻尾もうなだれている。
なぜそう悲しそうにしているのか。日帝の真意は掴みかねる。
ナチス「…今回はすまなかった、できるなど言っておいて。だが話ならいくらでも聞けるから、また懲りずに相談してくれ。」
日帝「…ありがとうございます。センパイは、「お優しい」、ですね。」
あぁ、「優しい」だなんて言われたは久しぶりだな、あの日からはたと聞かなくなったものだが、そう言ってくれるのも暫くは日帝だけだろう。
それが本心からでた言葉とは、どうにも思えん声色だったが。
フロントでチェックアウトを済ます。
来たときと同じ、南米系らしい若いスタッフだった。幸いにも私たちのことは知らないようだ。
男同士だったので、チェックインのときはぎょっとした顔をされたが。
出口のピンクの自動ドアが開くと奴がいた。
アメリカ「よ。」
予想はしていた。口にハンカチを充てられた。意識が朦朧とする。ガスを染み込ませているのか、用意周到な奴め。
薄れゆく意識の中、日帝の「ごめんなさい」という声だけが聞こえた。
…沈み込んだ意識は、肉と肉のぶつかり合う音に再度浮上させられる。
最悪な目覚めだ。頭が冴えていくにつれ水音や彼らの喘ぎ声も聞こえるようになる。
こんな目覚め方をしたことなんて一度たりともないのでどの対応が一番好ましいか分からんが、少なくとも日帝は私が目を開けないことを祈っているだろう。
なによりも、この惨状を脳へ伝えるルートは聴覚だけで十分だ。ここは狸寝入りが得策か。
アメリカ「よぉクソナチ、おはようさん。」
日帝「セン、パイ………ッッ!?」
速攻で気づかれてしまった。喋らない方の演技は苦手だ。
予想通り、目の前でアメリカが日帝を犯している。
日帝「やめ、センパイ、みないでっ…あっ、みないでくださいっっ…!」
喘ぎ声混じりの懇願。日帝のこの声には耳を塞ぎたくなるが、塞ぐための手は椅子に括り付けられているようだ。
アメリカ「言いたいことは色々とあるんだが、その前にオレと日帝のラブラブなセックスを指でも咥えて見とけ。」
ラブラブなセックスだなんて、身体を拘束して身勝手に腰を打ち付ける独りよがりなレイプじゃないか。
それでも日帝は異常なほどに身を捩らせ、快感に悶えている。
情報としては分かっていたはずだが、いざ目の当たりにすると怒りや悔しさが湧き上がってくる。
あの日帝が、あの真面目で強い男が、目の前で“メス”にされている。
枢軸国として戦ったあの勇ましい姿が、ずっと持ち続けてきた大日本帝国としての誇りが、踏みにじられている。
ナチス「お前、今すぐ日帝からその汚らしい手とイチモツを離せ。」
アメリカ「しゃしゃんなよ悪魔が。それに汚いのはそっちだ。お前に触られて汚れてんだから今こうやって上書きしてんだろ?」
ナチス「黙れ!悪魔はお前だ!」
私とアメリカが言い争いの応酬をしている間に日帝の顔はどんどん苦しそうに歪んでいく。
きっともう限界が近いのだろう。
アメリカ「お?いつもより早いじゃないか。大好きなナチスセンパイに見られて感じてるのか?」
日帝「ちがうっ!ちがうっ!!」
アメリカ「違わねぇだろ、こんなにキュンキュン締め付けといて。妬けちまうなぁ?」
アメリカが律動を速める。
日帝は身体を思いっきり反らせ、声にならない声を上げながら果てた。同時にアメリカもイッたようで、日帝の孔の縁から白い液がとろりと溢れた。
その顔は日帝の身体がアメリカの蹂躙に対して敗北しきっていることを表していた。
かつての帝国軍人のそれとは似ても似つかない顔。
私が今まで持ってきた「日帝」という名の男の像が今音を立てて崩れている。
アメリカ「……日帝がもうとっくに俺のモンだってこと、分かったかよ?」
日帝「お前の…ものじゃ…ない…。」
アメリカ「俺のモンだっての。いつになったらわかるんだよ?身体もこんなに開発されて、前もろくに勃たないメスにされて、それに俺はこんだけお前のことを愛してるんだぜ?」
アメリカのモノが日帝のナカからずるりと出される。
アメリカ「そんでナチスさんよ、そんな俺の日帝に手出すなんて、一体全体どういうつもりだよ。」
笑顔、しかし目がまったく笑っていない。
ベッド脇から拳銃を取り出し、こちらに向ける。
アメリカ「お前、あそこで日帝と何してた?」
日帝「米国、ちがう………。センパイは悪くない……。」
アメリカ「HAHA、この期に及んでまだ吠えるかよ。このナチス野郎のことだ、どうせ虚言で騙してお前のこと都合よく穴として使っただけだ。」
日帝「そんなことッッ……!」
日帝は激昂しアメリカに突っかかる。その勢いで拳銃が手から落っこちる。
「おっと。」だなんて冷静そうな口ぶりの実、こみかみに青筋を立て日帝が私を庇おうとしていることに心底苛立っているようだ。
このままではどう転ぼうが日帝はただでは済むまい、それならば
ナチス「は、はははッ!わざわざばらすことはないであろうアメリカよ。そこの哀れな劣等猿は未だ私に求められていると思い続けているのだからな!」
まくし立てるような剣幕でそう宣言し、「劣等猿」の日帝を顎で指し示す。
喋る方の演技は得意だ。
「私に騙された」という事実があれば、日帝にも情状酌量の余地ができよう。
それに純愛故の行為であったと解釈されるより、こちらの方が私への対応もまだましになるかも知れない。
日帝は「違う!そうじゃない!」と必死に抗議しているが、アメリカはここぞとばかりに私の狡猾さとそれに対する自身の愛をアピールしている。
先ほどの言葉に付け加え、さらに「洗脳して奉仕させた」や「ツラだけは女みたいだから抱けた」だの嘯けば、アメリカはさらに上機嫌に「それみろ」と、私への卑下を加速させる。
アメリカ「だから、お前は洗脳されてんの、「先輩」っていう立場利用して犯されたんだよ。」
日帝「そんなことしない!先輩は、そんな、お前みたいなことしない!」
日帝も私を庇うためにますます必死に声を荒げて抵抗する。
ふと言い争いの声に混じり玄関から扉を開ける音が聞こえてきた。
次の瞬間、その侵入者の声が部屋中に響き渡った。