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#プロジェクトセカイ
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二人がみんなの元へ戻ってきた時、寧々がえむに聞いていた。
「そういえば、えむってグループのリーダー、なんだっけ?」
「うん!そうだよ!light of nightってユニットで、音楽を作ってるんだ!聞いた人の心に寄り添って、笑顔になってもらえるような曲を作ってるんだ!」
「そうなんだね、えむくんたち。頑張ってるんだね」
そこで寧々が聞いた。
「じゃあ、これからワンダショはどうなるの?私と司と類の3人でやってくの?」
その質問にえむはすぐに答えられなかった。だってえむにとってライナイは、1番の居場所だ。えむにとってかけがえのない場所。だが、ワンダショもまた、かけがえのない大切な場所だ。えむは迷った。
ーワンダショにいても、みんなに笑顔は届けられる。それで、その笑顔を直接見られる。だけど、絵名ちゃんたちと曲を作ってる時間は宝物。そして、みんなで話しながら曲を作るのもすごく楽しいし、嫌なことだって忘れられる。どうしよう、かな。
「わからない、」
「え?」
みんなが声を揃えて言った。
「だって!ライナイもワンダショも、私にとっては大切な場所なんだもん!絵名ちゃんたちと曲を作るのも、司くんたちとショーを作るのも!どっちもすごく楽しくて!だけど、どっちも誰かに、笑顔を届けることができる。そして、その想いはどちらも変わらない!だから、わからない、の!」
えむは必死に話した。どちらも捨てられない。だからこそ悩んだのだ。それこそ、涙を流すほどに。そんなえむに、絵名は言った。
「ねえ、えむ」
「?」
「えむがしたいことをしなよ。もちろん、えむがしたいことに私たちは協力する。それだけは約束する。もし、ワンダショでショーを選ぶなら、私たちはそんなえむを応援するだけ。だから、えむがしたいことをしな?未来の自分が後悔しないような選択を、ね」
その言葉にえむの心は楽になれた。
「絵名ちゃんは、私が選んだことに協力して、ぬれるの?」
「うん!できる限りは協力するよ。だって、私たちは一緒に曲を作ってきた仲間であり、友達でしょ!」
そう、絵名は言った。それは、咲希も愛莉も同じだった。
「そうよ!私たちはえむが選んだ選択を全力で認めて、協力するわ!」
「だから、えむちゃんがしたいと思うことを言ってみて!」
すると、えむが時間をかけて、話した。
「本当はね、。どっちも掛け持ちしたいんだ。ライナイで曲を作ることも、フェニランでショーを作ることも、ね。だけど、フェニランでショーをやるということは、その分、練習も必要になる。でも、そうしたら曲作りができなくなる。逆に、曲を作ったら、フェニランで練習ができなくなる。一番楽なのは、どちらも捨てるっていうことなんだけどね」
その言葉に咲希が反応した。司も同時に反応した。
「自分が好きなことを捨てちゃったら、絶対に後悔するよ、えむちゃん!」
「えむが好きなことを捨てたら、未来、絶対に後悔してしまうぞ、えむ!」
その言葉にえむは笑顔を見せた。まるでそれは、わかってるよ、と言っているようだった。
「でもね、本当にわからないんだ。両方をとっても、必ず片方が疎かになる。全力で取り組めなくなっちゃう。それに、片方を選んだら、絶対に”なんであの時、”って思うかもしれない。」
すると、えむが地面に座って泣いた。
「だから!こんなに苦しい想いをするくらいなら、どっちも捨てた方がましだって!思っちゃうの、!本当は思いたくもないのに!」
そのえむの言葉に誰も声をかけなかった。いや、かけられなかった。だって、その言葉に誰もが理解していたから。
ー両方取ったとして、フェニランでの練習は、曲作りの時間を潰し、曲作りは、フェニランでの練習時間を潰すことになる。かと言って片方を取ったら後悔することになる。
えむは、深く悩んだ。どうすればいいのか。
「ごめんね、すぐに答えが出せなくて。今日はもう、帰る、ね」
そう言ってえむは、帰って行った。
「えむちゃん、どうするのかな」
「えむが好きなようにすればいいんじゃないかな。だって、私たちには、えむの選択を見届けることしか、できないから」
コメント
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うわあ……心がぎゅっとなりました。えむが「両方大事」って叫ぶほど、どっちも本気で大切にしてきたんだなって伝わってきて。それでいて「どっちも中途半端になるくらいなら全部捨てたい」って涙を流すところ、すごくリアルで痛いほどわかります。絵名たちが「私たちは応援する」って背中を押す優しさに救われた気持ち。えむの出した答え、気になりますね。次話も楽しみにしてます🌷