テラーノベル
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えむは、家に帰ってからも悩んでいた。
「私は、どうしたいんだろう。どっちも選ぶって方法、ないのかな」
えむは、完全にわからなくなってしまったのだ。
ーどちらも取っても後悔する。かといって両方を取れば、片方が疎かになる。それならやっぱりやらない方がいいんじゃないか。だけど、その度にまだやりたいって思いが邪魔してくる、!
「本当に、どうすれば、いいの、かな」
えむは静かに、部屋の中で泣いた。
一方、咲希と絵名と愛莉は曲作りをしていた。だけど、その手は、誰一人として動いていなかった。3人とも、えむが心配なのだ。
「えむちゃん、大丈夫かな。一人で泣いてない、かな」
「きっと泣いてるでしょうね。だってえむちゃんは、周りに迷惑をかけたくないって言って、一人で抱え込んじゃう子だから。だから今も、天馬さんたちのことと、私たちのことを考えて、苦しんでると思うわ。」
「そうかもね。曲作りを取ったら、天馬さんたちが悲しむ。逆にワンダショを取ったら、私たちが悲しむ。だから、どっちも取らないってなってるんじゃないかな」
「まあ、どちらにせよ、私たちがこんなじゃダメね!ちゃんと、集中、しないとね!」
「ー、うん!そうだね。」
そう言って3人は、曲作りに戻って行った。一方、司たちは、ワンダーステージで話していた。もちろん、えむのことだ。
「えむくん、どうするんだろうね」
「そうだな。だが正直、これはすごく難しいだろう。片方を取ったら片方の人たちが悲しむ。逆に両方を取れば片方が疎かになってしまう。そう思ったら、決めたくても決められないだろうな。俺はきっと決められない、だろう」
「そうだね。それは私も決められないよ。でも絶対に決めるしかない。えむの想いを無駄にしないでほしい」
「そうだね。えむくん、えむくん自身の想いを蔑ろにしないといいのだけれど、。」
「まあ、ウジウジしていても進まい。とりあえず、次のショーの準備を進めるもしよう!」
そうして、司たちは、ショーの準備に取り組んで行った。
「はあ、もう、わからなくなっちゃったな」
ーどうしたらいいのかな。ずっと考えてるのに、誰も悲しまない方法が見当たらない。でもきっと、両方を捨てれば、全員が悲しんじゃう。あ、そっか。
えむの目は、死んだように疲れていた。
「ー両方取って、どちらも全力でやればいいんだ。そしたら、誰にも迷惑がかからないや。」
そういうえむの顔は、以前とは比べ物にならないほど、暗かった。
#プロジェクトセカイ
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コメント
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うわー、えむちゃんの悩み方がリアルすぎて胸が痛んだわ…。「どっちも取る」って決断したけど、その顔が暗いって描写が刺さった。周りもそれぞれ動き出してるけど、なんか全員無理して元気出そうとしてる感じが切ない。えむちゃんが自分の気持ちを押し♡♡♡てないか心配になる回だった。