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ねぇ…あめ、
わたしにしない?
瑞)…ぇっ?
そう言われるまでの、数時間の事
、
瑞)…、 ごくっ
あまい、甘いカクテルを体に投下する
ほぼ…ヤケみたいなもの
瑞)…、
彼と出会ったのもここだった
夜が段々と生き場所になっていったあめは、
馴れないバーに見栄はって入り込む時がある
瑞)…はぁっ、
別れようって…LINE、
やだって送っても、もう既読がつくことは無い
瑞)あめの…何が悪かったんっ、
このカクテルだって、
彼に合わせて背伸びをした
本当はもっと、度数が強いやつが好き
カクテルより缶ビールが好き
今は、このあまいカクテルを呑む度に
何故だか喉がぴりっと痛む
瑞)っ…ぁ~、
なんか惨めで…泣きそう、笑
…
桃)ねぇ、どうしたの?
瑞)ふぇっ、
いきなり女の人に声を掛けられて、
腑抜けた声が出る
桃)…泣きそうな顔してたからさ、?
瑞)…っ!、潤
桃)ぇっ、ちょ!、だいじょぶっ?!
久しぶりに優しい人に出会って
なんだかじんわりして泣けてきた、
、
借金男に、ヤ×モク…
瑞)男なんてっ、みんなくずなんだッ~泣
がんっと缶ビールを机に置いた音が響く
桃)あめは泣き上戸なのね、はいお水ちょっと飲みな?
瑞)ぅう”っ、ももちゃん優しいよぉ~泣
桃)それはどーも、笑
瑞)あめはどーせっ一生涯独身ですぅ~泣
桃)男運無いんだねぇ、
瑞)も~男の人やだぁっ 泣
桃)…っ、
ぁれ、いきなりももちゃん静かになっちゃった…
瑞)…ももちゃんっ?
桃)…じゃあ、男やめちゃえばっ?
瑞)…へっ?
桃)ねぇ…わたしにしないっ?
、
瑞)っ…!?//
ももちゃんは少し目を細めて、
テーブルに頬杖をつきながらそう言った
瑞)も、ももちゃっ
桃)男はくずしか居ない…なら、
そんなくずに捕まる前に、わたしにしないっ?
瑞)…、/
ももちゃん…なんか、色っぽい
マンションの小さい一つの部屋
都会の夜街の一部
大きなすりガラスの窓は
キラキラとカラフルな光が差し込んで、
ももちゃんを照らしている
瑞)ぁ、あめでいいのっ?…ももちゃんはべっぴんさんだけど…あめはっ、
桃)なんでわたしから言ってるのにだめなの?笑
瑞)ぁ…、/
ももちゃんはあめの顔を覗き込んで、
目をばっちりと合わせる
…綺麗な桜色、
桃)ほら、あめ可愛いっ
瑞)…む、
桃)それで…私でいいのっ?
瑞)…ぅ、ん //
桃)っ!じゃあ、これからよろしくねっ?
瑞)…うんっ!
…日常に少し嫌な事が重なった夜
綺麗な女の人に会った
その人はこんなどうしようもない人間を、
暗く、深い 夜から救いだしてくれるような
優しい人でした
…そんな一夜から始まった物語は、
今までのような短編集ではなく
永遠に続く連載になりました
コメント
1件
あめちゃんの「男なんてっ、みんなくずなんだ」って泣きながら缶ビールを机に置くシーン、すごく切なくて胸がぎゅっとなったよ…。そこにふわっと入ってきた桃ちゃんの「男やめちゃえば?」って、あんな優しい口調で言われたらドキッとしちゃうよね。最後の「永遠に続く連載」って言葉に、この出会いが特別なものだって確信したよ🌙