操り人形

こんにちは!

今日は琴音のストーリーです。

琴音の過去を見てからこのストーリーを読んだ方が良いと思います

オリキャラのストーリーです

外

琴音｢…家出しちゃった…｣

琴音｢お母さんに迷惑かけてばっかり…｣

琴音｢でも手術をしたい訳じゃない…｣

本当に?

こんなにお母さんに迷惑をかけたのに?

お母さんが喜ぶなら

別に手術を受けても…良いかも…?

お母さんは私を愛してない

私はただの操り人形

お母さんの言うことだけ聞いて従って

お母さんの言いなりになる

これが私の人生…?

私に最初から自由なんてなかった

琴音｢なんで気づかなかったんだろう…｣

感情さえ無くなれば私は楽になれる

お母さんを泣かせたいわけじゃない

私が死んでしまったら後継者がいなくなる

お母さんが悲しむ

お母さんを悲しませないためには

私がお母さんの願いを叶えればいい

簡単なことだ…

お母さんの人形になってしまおう

感情なんか無くせばいい

勉強して

手術をして

お母さんの理想像になれば

きっと私は楽になれる

自分の考えを持つから辛くなる

感情を持つから悲しくなる

琴音｢私は操り人形｣

琴音宅

琴音｢ただいま…お母さん｣

母｢琴音っ!｣

母｢こんな時間に急に飛び出すから心配したのよ?｣

琴音｢ごめんね｣

琴音｢急に手術って言われたら少し怖くなっちゃって｣

琴音｢でもねよく考えたの｣

琴音｢家を出て外で頭を冷やしたら私が間違ってることに気づいたの｣

琴音｢あの時はどうかしてたみたい｣

琴音｢冷静に考えたらやっぱり手術は受けた方がいいと思ったの｣

母｢琴音…｣

母｢そうよね…急に手術の話をしたから驚いたのよね｣

母｢でもしっかり決断できたみたいでよかった｣

母｢明日色々話を聞いてゆっくり進めましょう｣

母｢ごめんね男の子に産んであげられなくて｣

琴音｢お母さんのせいじゃないよ｣

琴音｢それにお母さんの子供で私は良かった｣

母｢琴音…ありがとうね｣

母｢ほらもう夜も遅いし今日は寝なさい｣

琴音｢そうだね｣

琴音｢おやすみなさい｣

母｢おやすみ｣

琴音の部屋

琴音｢これで良い｣

琴音｢ん…?何これ?｣

琴音｢あ…｣

琴音｢これ…私が買ったリップ…｣

琴音｢確か…昔女の子みたいになりたくて買ったんだっけ｣

琴音｢こんなのもう必要ない｣

ゴミ箱にリップを捨てる

琴音｢…さよなら私｣

いかがでしたか?

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