テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#mryk
とくめい
3,906
1,349
庵野
1,378
#nmnm
かめちょん
494
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ー 大事な友達だから ー
若井のメッセージに
僕は一瞬時間が止まったかのように感じた
いや、でも
元貴からはそんなふうに感じなかったのに
なんで、若井のは…
我に返り
頭を強く横に振り
ー そう言ってもらえて嬉しい ー
ー じゃあ、おやすみ 若井 ー
若井にメッセージを送った
「はぁ…」
まだ、若井とのトーク画面を見つめている
「涼ちゃん?」
僕の顔を覗き込むように
声をかけられた
「わぁっ!?も、元貴 もうお風呂から上がったの?」
「もうって、お風呂から上がってリビング行ったら涼ちゃんいなかったし、もしかしたらと思って部屋入ったらじっとスマホを見つめたまま動かないしで声かけた」
「え、あ…ごめん…」
「も〜、涼ちゃんはすーぐぼーっとするんだから〜 しかも、ほとんど整理してないじゃん」
辺りを見回した元貴の言葉に刺さった
「ごめん、続きは明日するから
そのままでもいい?」
「いいよ、できる時にやりな」
おやすみ〜と僕の部屋から出ていった
…この気持ちどうしよ
このままだと
若井と目合わせれるかな…
そう思えば
最近の若井はかっこいいな…
ライブでの姿
雑誌の撮影での姿
ふとした時の仕草
など
これじゃあ
僕が若井の事好きみたいじゃないか
恋愛として好きかと言われると
それはまだ分からない
若井だって
僕のことをどう思ってるのか知らないし
…もう寝よう
こんな気持ちなんてすぐなくなる
僕はそう思い目を閉じた
スマホのアラームが鳴る
「朝だ…起きなきゃ」
手を伸ばしアラームを止めた
元貴は…まだ寝てるのかな
「せっかくだし、朝ごはん作ろうかな…」
ベッドから降りて
キッチンの所へと向かった
冷蔵庫を開けてみると
材料はある程度揃っている
「これだけあれば足りる、よし」
若井と同居してる時に
分担してご飯を作っていた事を思い出す
懐かしいな…
あれから2、3年ぐらい経ったのかな
そのおかげで若井と仲良くなれて良い経験だったなとしみじみ
「よし、元貴起こそうと」
テーブルに2人分の朝ごはんを並べた
「元貴、入るよ〜?」
元貴の部屋の扉をノックした
返事はない
「元貴〜?」
扉を開けると
まだ布団の中にいるのが見えた
「朝だよ、起きて」
何度も揺さぶりながら声をかけた
「んん〜…あと5分…」
「あと5分とか言わない はい起きて起きて 」
「ん…」
まだ寝ぼけてる元貴を
なんとかリビングに行かせた
「…これ、全部涼ちゃんが作ったの?」
テーブルの上に並べられた朝ごはんを指さして驚いたような目で僕を見る
「そうだよ、早起きしちゃったしせっかくだから朝ごはん作っちゃおと思って作っちゃった」
「おぉ…」
僕と元貴は朝ごはんを食べ終え
マネージャーからのお迎えが来るまで準備をしている
「忘れ物なしっ…と」
「お、マネージャーからだ」
涼ちゃん、若井がこっち来るって
若井という名前に少し肩が震えた
昨日の気持ちはなくなっていなかった
大丈夫、いつも通りにすればいい
「わかった〜 」
僕はいつものように笑った