幽霊になってました。

【syp視点】

眠ってはいる、だがずっと泣いている

そんなshaさんを初めて見た

初めて…そう、初めてだ

いつもshaさんは楽しそうに笑う

こんな弱い所を見たことがない

syp『…shaさん、？』

なんで泣いてるのか気になって話しかける

だけど眠っているから返事はない

ただただひたすら泣いてる

どうしようかと思っていた時

sha『ごめ、なさ…ｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』

shaさんが謝り始めた

何度も何度も何度も、

殴らないでください、もう二度としません、私は貴方より弱いです

などと話し始めた

その時ワイはなんとなく察した

記憶が戻ってる

きっとshaさんの生前は辛かったんだろう

おかしくなったのはa国に行ってから、

つまりshaさんはa国の人だったんだ

……やだな

記憶が完全に戻って、成仏してしまったらどうしよう

そんなことを少し前から思い始めてた

そんなことがもう少しで来てしまうかもしれない

いやだ、手離したくない

せっかく仲良くなった

せっかく皆も明るくなった

せっかく…幸せになれるって……

sha『ﾋｸﾞｯ、ｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』

幸せ……

shaさんはワイらといると幸せ、？

syp『…大丈夫ですよ、shaさん』

syp『ここにはワイらしかいません、もうその人はいませんよ…』

とりあえず少しでも安心させよう

触れないから、声で…

syp『大丈夫…ワイらは離れません』

その言葉を言うとshaさんは目を開けた

sha『ｯ…ほん、と…？ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』

syp『…はい、貴方が離れない限り、ワイらはずっと貴方の傍にいます…』

sha『…そ、かぁ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』

sha『…じゃあ安心…だね、ﾆｺ』

そう言って笑顔を見せる

そしてshaさんが身体を起こしたので話をすることにした

a国で何があったのか記憶は戻ったのか

案の定記憶は戻っているらしい

生前a国で何をやられていたか聞いた時

ワイは怒りで頭がいっぱいになった

shaさんが落ち着かせてくれたけど怒りは収まらない

ワイはとりあえず皆にインカムで会議室に来るよう言い皆が集まった所で話した

まぁ、当然のように全員お怒り

grさんがa国に宣戦布告を出そうとしてshaさんが止めようとしてたが全員賛成したので諦めてた

shaさんを苦しめた奴ら…どんな殺し方をしようか……