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#キャラ崩壊
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潔愛され
オリキャラ登場⚠️
朝。
まだ人通りの少ない時間。
小さなカフェの店内には、コーヒーの香りが広がっていた。
潔「……よし」
潔はカウンターの内側で、今日使う食材を確認していた。
コーヒー豆。
牛乳。
パン。
卵。
果物。
ケーキ。
一つずつ在庫を確認していく。
潔「牛乳、あと二本か」
潔はメモに書き込む。
潔「卵も今日の分でほぼ終わり。……あとで買いに行くか」
そこへ、店の奥からバイト店員の澪が顔を出した。
澪はまだ学生だけど朝からよく店の手伝いをしてくれる。
澪「店長、おはようございます」
潔「おはよう。眠そうだな」
澪「……ちょっとだけ」
潔「なら無理しなくていいよ。今日は俺が多めにやるから」
澪「でも……」
潔「大丈夫」
潔は淡々と答えながら、エスプレッソマシンの電源を入れる。
その動作に無駄がない。
豆を挽く。
湯を落とす。
ミルクを準備する。
何をするにも妙に手際がいい。
澪はそれを見ながら思う。
澪(……店長、なんでこんなに何でもできるんだろ)
料理。
接客。
在庫管理。
掃除。
会計。
仕入れ。
全部できる。
しかも忙しくなっても、ほとんど慌てない。
澪「店長」
潔「ん?」
澪「今日って混みますかね?」
潔は少しだけ店内を見渡した。
窓の外。
天気。
時間。
近所の人の流れ。
予約状況。
スマホに届いている注文。
それらを確認してから、
潔「昼前に一回混むと思う」
澪「分かるんですか?」
潔「なんとなく」
澪「なんとなく……?」
潔「この時間の天気なら、たぶん散歩ついでの人が増える」
澪「……すご」
潔「まあ、外れたら笑って」
そう言って潔は笑った。
――そして午前11時。
澪「いらっしゃいませ」
一気に客が増えた。
「二名です」
澪「こちらへどうぞ」
「すみません、注文いいですか?」
澪「はい」
「テイクアウトできますか?」
澪「できます。少々お待ちください」
店内が一気に忙しくなる。
澪が注文を取る。
潔がドリンクを作る。
注文が入る。
潔が確認する。
「カフェラテ一つ、アメリカーノ二つ、プリン一つ」
澪「はい!」
「あとサンドイッチ二つ」
澪「了解です!」
次々に注文が入る。
それでも潔は落ち着いていた。
潔「澪、次のテーブル、料理出せる?」
澪「はい!」
潔「じゃあ俺がドリンクやる」
澪「お願いします!」
数分後。
料理が完成する。
ドリンクも完成する。
客が帰れば、すぐにテーブルを片付ける。
「ありがとうございました」
そして次の客へ。
潔「いらっしゃいませ」
まるで最初から混雑することが分かっていたように、店が回っていく。
ようやく昼過ぎ。
客足が落ち着いた。
澪「……ふぅ」
澪が椅子に座る。
澪「疲れた……」
潔はカウンターを拭きながら、
潔「お疲れ」
澪「店長、疲れないんですか?」
潔「疲れるよ」
澪「全然そう見えないです」
潔「慣れてるだけ」
そう言って潔は冷蔵庫を開ける。
潔「……プリン、残ってるな」
澪「はい」
潔「じゃあ休憩にしよう」
澪「え、いいんですか?」
潔「仕事だから」
澪「休憩も仕事なんですか?」
潔「店員が倒れたら店が回らないから」
澪「なるほど……」
二人でプリンを食べる。
静かな店内。
さっきまでの忙しさが嘘みたいだった。
その直後。
カフェの入口から声がする。
???「潔ー! 今日いるー!?」
蜂楽だった。
潔は少しだけ眉を寄せる。
潔「……仕事中なんだけど」
澪が苦笑いを浮かべながら答える。
澪「あの子は仕事でも関係なくいつも来るもんね」
潔「だよね」
そして潔は立ち上がる。
蜂楽「潔ーー! プリンある!?」
潔「あるけど、一人一個」
蜂楽「えー!」
カフェでは蜂楽の声が響いていた。
そしてそこへ…
カラン――。
店のドアが開く。
潔「いらっしゃいませ――」
潔が顔を上げる。
潔「……あ、千切」
千切「よっ、潔~!」
潔「いらっしゃい」
もう、特別な反応はない。
二人もすっかりこの店に馴染んでいた。
蜂楽はいつもの席へ向かいながら、
蜂楽「潔~、今日のプリンまだ〜?」
潔「あるから待ってて」
蜂楽「やった!」
千切「お前、毎回それ聞くな」
千切が呆れながら席に座る。
千切「俺はアイスティー」
潔「了解」
蜂楽「俺カフェラテとプリン!」
潔「はいはい」
潔は慣れた様子で注文を通す。
蜂楽がカウンターを覗き込む。
蜂楽「今日忙しかった?」
潔「昼がちょっとね」
千切「大変じゃん」
潔「まあ、いつものこと」
蜂楽「潔って店長向いてるよね~」
潔「そう?」
蜂楽「うん。なんか全部ちゃんとしてる」
千切も頷く。
千切「確かに」
潔「二人して何なんだよ」
蜂楽・千切「褒めてる」
潔「ならいいけど」
潔は笑いながらプリンを皿に乗せる。
蜂楽がそれを見ながら、
蜂楽「ねえ潔」
潔「ん?」
蜂楽「今日、新しいケーキないの?」
潔「まだ試作中」
蜂楽「食べたい」
潔「完成したら出す」
蜂楽「今食べたい」
潔「ダメ」
蜂楽「えー!」
千切が笑う。
千切「諦めろ、蜂楽」
蜂楽「ちぎりんまで!」
千切「店長なんだから、その辺はちゃんとしないとな」
潔「……千切、分かってるじゃん」
千切「何で俺が褒められてんだよ」
三人で笑う。
しばらくして、潔が二人のテーブルに注文を運ぶ。
潔「はい。いつもの」
蜂楽「ありがと、潔!」
千切「サンキュー」
潔「ごゆっくり」
潔が戻ろうとすると、
千切「潔」
潔「ん?」
千切が呼び止める。
千切「今度さ、店閉めたあとに新作食わせてよ」
潔「……なんで?」
千切「試食」
潔「お前らに?」
千切「常連客として」
蜂楽も手を挙げる。
蜂楽「俺も!」
潔は少し考えて、
潔「……まあ、いいよ」
蜂楽「やった!」
潔「ただし感想はちゃんと言って」
蜂楽「任せて!」
千切が笑う。
千切「なんか、もう完全に常連だな」
潔も小さく笑った。
蜂楽「まあ、二人ともよく来るし」
蜂楽がプリンを一口食べる。
蜂楽「だってここ好きだもん」
潔「……そっか」
潔はそれだけ返して、カウンターへ戻っていく。
蜂楽と千切は、もう何も気にせずいつもの席で過ごしている。
コメント
1件
うわあ、すごくいい日常回だった……!潔店長の落ち着いた仕事ぶり、天気や時間で混み具合を読むシーンがもう「プロの職人」って感じで痺れました。澪との「休憩も仕事なんですか?」→「店員が倒れたら店が回らないから」のやり取り、めちゃくちゃ沁みる。蜂楽と千切もすっかりカフェに馴染んでて、常連としての距離感が心地よかった。新作の試食会、どんな感想が出るのか気になります。