テラーノベル
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カンナ「今から射撃訓練を始める!全員武器の準備はいいか!」
モブちゃん達「はい!」
カンナ「今日は特別にシャーレの先生に来てもらった。必要ならアドバイスを聞け!」
モブちゃん達「はい!」
バンバン
みんなよく当たっていた。それも教える事がないくらい。ただ一人を除いて…
“……”
キリノ「…助けください…先生…」
今にも泣きそうな声で助けを求めるキリノ。その射撃の腕前は最悪と言ってもいいほどで、前には10mもない的があるが、弾痕は一つもついてはいなかった。
“あぁ…わかった…”
“とりま見とけ”
そう言うと懐からリボルバーを出し、狙う。撃つ。すると発射された銃弾は見事に的に命中した。
キリノ「なんで先生には出来て、私には出来ないんですか……(涙声)」
“泣くな泣くな。それにまだ一発目だまぐれの可能性だってある”
二発目、三発目と次々に撃っていく。そしてどんどん命中していき、六発中六発という記録を残した。というか残してしまった。
(やっべ全部命中してもうた。中務は……)
キリノ「何がまぐれですか!全部当たってるじゃないですか!うわ〜〜ん!」
“うっ…ご、ごめん。つい…”(頭ポンポンナデナデ)
キリノ「……エヘヘ」
一同「ピリッ……」
“いいか中務、まず持ち方は左手でグリップを持って右手でそれを支える様に持つんだ”
キリノ「こう…ですか?」
“そう、そんで膝伸ばしすぎ。もうちょい軽く曲げて”
キリノ「膝を軽く曲げる…はい、できました」
“それでいい。あと撃つ時、目は瞑らない方がいい。そんなんしたら当たらんぞ”
キリノ「わかりました。撃ってみます!」
バンッ
キリノ「当たった!やっったぁ!」
“よっしゃ!あとはそれを覚えれば完璧だ”
キリノ「ありがとうございます!その…いや、なんでもありません!」
“?わかった”
すると
モブちゃん達「先生私にも教えてください!」
“!?”
“待て待て多い多い!”
その日、ヴァルキューレの射撃訓練は、過去一楽しかったとモブちゃん達は語る。
アロナ「あんたって、銃扱えるんだね。以外だわぁ」
“俺をなんだと思ってる”
アロナ「年中タバコ吸ってる奴」
“否定はしない”
コメント
1件
キリノ、それはねキリノの神秘なんだよ! 先生、あんた護衛要らないよ