さっきの黒髪の人が来てくれた。
「これ、着てください。俺のですので少し大きいですがすいません、あとこのタオルも……って
タオルは木兎さんのですか?」
?「そうだよ〜さっき、拭こうと思ったらさ〜〜……」
「木兎さん、ちゃんと謝りましたか?」
?「ちゃんと謝ったよ〜あかーしぃ〜
俺をそんなヤな感じの奴だと思ってんの〜」
「いえ、それは思ってません、でもたまにごく稀にはありますが」
?「あかーし一言多い〜!!!」
この方々の会話尊いな……?
あかーし、って人が後輩なのかな?
口調がタメ口だな……
じゃあこのぼくと、さんって方が先輩……
後輩に手を焼かれる先輩の図……
良いですなァ!!!!!
「あ、すいません、これ着てください
返すのいつでもいいんで
風邪引いたら困りますし。」
『ありがとうございます……』
お礼を言うと同時に、ジャージを頂こうと……
すると
「まって!」
ヒラッ
ぼくと、さんがジャージを持ったかと思えば
私の目の前に来て____
フワッ
ジャージを肩にかけてくれた。
『あっ……///アリガトウゴザイマス……』
ひゃああああああああ!?!?!?
内心、心臓バクバクだが無口だよ!?
無口キャラ演じてるのよ!!
「ほんとごめんな?」
そう、顔の目の前で言う。
イケボで。(木村良平ボイスで)
『あっ……やッ……はィ……///』
「あ、もし風邪引いたら責任は木兎さんが」
スススと手をぼくと、さんに向けるあかーしさん。
?「はいっ!責任は俺が背負います!!」
「という事なので、色々とすいませんでした」
『いえいえ、とんでもない……』
「木兎さんもほら、謝ってください」
?「ごめんなさい……」
『いやいやいや、、こちらこそ……』
お互い、頭を下げて謝り合う(?)ww
「では、俺たちは失礼します
お気をつけて帰ってくださいね」
『あっはい!部活!頑張ってください!』
?「ありがとな〜〜!!」
そう言って、2人は行ってしまった。
あ
名前。
聞いてない。
もし、ここで聞くの逃したら
一生、すれ違ってしまうかもしれない
また、会って話したい____
そう思った私は
『あの!!!!』
しばらくこんな大きい声なんて出してなかったな。
『名前、教えてください!!』
そう叫ぶと
まだ、水がしたたる銀髪のあなたは振り向いて
「俺?!
俺ン名は、木兎光太郎だーーーー!!!!!」
そう、
キラキラと輝く太陽の下
ニカッと笑い、言ったんだ。
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続き楽しみです!!