こんにちは、しゅまと申します!
今回は黒白で男同士の遊郭パロ?的なのです!
時代は江戸とか大正とか、?🤔歴史よわよわなのではっきり決まってないですがとりあえず一昔前だと思ってください😊
そしてこちらnmmn作品ですので、nmmnルールの厳守をお願いします🙏
それと主は関西弁との関わりが1ミリもないのでエセ関西弁でいかせていただいてます。
※この話は「もしも男性の同性愛者用の遊郭があったらなー」という完全なる私の過激な妄想なので、ほんとにあったかは知りません()
なんて自分は醜いんだろう。
そう思った。
僕が生きているのはいわゆる「日本の闇」の部分とも言えるであろう場所。
お偉いさんが働いているのを尻目にお金持ちのおじさんに僕の時間や体を売る。
最初は気持ち悪くて、お客が帰ってから吐いたりしたことが何度もあったけど、最近ではもう慣れてきてしまった。いいんだか悪いんだか。
そんな退屈な毎日を変えてくれる人を僕は探していたのかもしれない。
〜🦁side〜
酒と色欲にまみれてしまった父親に連れられて、「オトナの街」にやってきた。
正直俺はそういうのにあまり興味はなかった。
でも親父が「社会経験」だのなんだのと言って聞かなかったから仕方なく。
1つ良かったと言えるのは、別に同性愛否定者というわけでもないから、相手が男だと聞かされたが嫌悪感はほとんど抱かなかったという点だ。
いざ足を運ぶと、べろべろに酔ったおじさんや金持ちで偉そうなおじいさん、店からつまみ出せれているやつなど様々いて、お世辞にも治安がいいとは言えないような場所だった。
そんな人たちを見ながら道を進むと、親父の連れてきたかった店に着いたらしい。
中を覗くと、花魁のいる遊郭とは違い、多少は華やかだが比較的シンプルなデザインが施されていた。
店番「それでは旦那様、こちらへどうぞ。」
人を指名できるらしいが、初来店な上先程も言った通り興味は無いため、「誰でもいい」と答えた。
すると早速奥の部屋へ案内される。
ちなみに親父は仕事があるので別の場所へ行くらしい。なんでわざわざこんなめんどくさい事をしたのか到底分からないが、今は深く考えないでおく。
店番「こちらの準備は整っておりますので、旦那様の準備が整い次第、この襖をお開けください。」
そう言い残して店番は去っていき、突然ポツンと1人になった。
このまま突っ立っているのも落ち着かないし特に準備も何も無いので襖を大胆に開けてみた。
すると襖の先には、珍しい白髪の、どこか儚い様子の若い男が1人佇んでいた。
🐇「ようこそいらしました旦那様。どうぞこちらに腰かけてください。」
彼の声が脳内で反響する。
低音だけど、優しげな、可愛らしい顔つきに合った声をしているな、とぼんやり感想を抱いた。
支持の通り、とりあえず彼の正面に腰を下ろす。
🐇「初めまして旦那様。初めまして兎、と書いて初兎と申します。以後お見知り置きを(ニコッ」
あ、かわいい。
ふにゃっと笑った彼を見てふとそう思った。あとから考えると一目惚れだったのかもしれない。
🐇「旦那様のお名前お聞きしてもいいですか?」
🦁「あー…悠佑、っていいます、、」
少し身を乗り出して上目遣いで聞いてくる彼を直視できず、ドギマギしながら答える。
🐇「素敵なお名前ですね!」
🦁「…ありがとうございます、」
🐇「ふふ、緊張していらっしゃいますか?僕には敬語なんてお使いにならないでくださいね」
🦁「わ、わかった。そっちも敬語なんて使わんでいいよ」
🐇「え、そんな失礼なことはできません、!」
🦁「失礼ちゃう、俺がそうしてほしいんよ」
🐇「…わ、わかった、!」
🦁「ん、」
気持ちを落ち着かせながら会話する。
少し嬉しそうに答えた彼は、やはりかわいらしかった。
🐇「じゃあ、、なんて呼んだらええ?」
🦁「んー、俺はなんでもええよ」
🐇「うーん、じゃあ悠くん!悠くんって呼ぶな!」
…悠くん。
そう呼ばれて少しドキッとした。
そんな呼ばれ方されたことないし、何よりこの初兎の笑顔が可愛いかったのだ。
それに、、
🦁「初兎も関西弁なんやな」
🐇「うん、関西出身!」
🦁「じゃあ俺と同じやな!」
🐇「ふふ、そうやね。なんか嬉しい」
一々心にクることを言ってくるのはわざとだろうか。
会ってまだ数分しか経っていないにも関わらず、「こいつがほしい」と強く思ってしまった。
こんなこと今までなかったのに。
🦁「…お前に触れるには何両払ったらええ?」
🐇「え、…/」
自分でもいきなり率直すぎたと思った。
さすがにキモいか、とも。
でもその不安を先走るくらいその白い肌に触れてみたいと思ってしまったのだ。
すると目の前の初兎は少し顔を赤く染めて遠慮がちに答えた。
🐇「う、うちの店では初回はお話だけになってて、2回目以降だと通常の金額にプラスして10分あたり2両で触れることは可能、5回目以降になるとその先の、、せ、性行為もプラス5両で可能ってことになっとる…/」
🦁「…なるほど、、」
5回通えば性行為も…??
それを聞き、初兎は今まで何人とそうやって交わってきたんだろうと考えると、モヤモヤした。
🦁「じゃあ毎日通うわ。」
🐇「…え!?毎日は悠くんがしんどくない?汗」
🐇「…でも毎日会えたら嬉しいかも。//」
照れ顔は心臓に悪い。
初対面だと言うのに初兎に完全に惚れ込んでしまったな、などと考える。
🦁「…じゃあ絶対毎日、今日と同じ時間に来るから。そっから3時間は空けといてくれや。」
🐇「え、そ、そんなに…!?悠くんはそれで大丈夫なん?!」
🦁「おう。こう見えて金は結構持ってんねんで」
🐇「そ、そか…!」
この時代は貧富の差が激しい。金持ちはそれはそれは大量の資産を持っている。
俺はその資産のほとんどを初兎に費やしてもいいなと思った。
それからは他愛もない話をたくさんした。
初兎は兎が好きとか怪談話が苦手だとか、そういうちっぽけだけど需要満載な情報をたくさん得た。
そして時間が過ぎ、店を去る時、初兎はニコニコと弟のような、はたまた恋人のような、そんな人懐っこそうな笑みを浮かべながら手を振って見送ってくれて、余計に好きになった。
それから俺は予告通り毎日初兎の元に通った。
2回目以降は多額の銭を払って初兎の頭に、肩に、腰に触れた。壊れ物を扱うかのように丁寧に。
別にカラダ目的なわけじゃない。
でも俺も男なわけで、性欲が無いわけじゃない。だから初兎が俺の事を少しでも好きになって、興味を持って、少しでもその気になってくれたら、その時は体を重ねたいと思っていた。
そして9回目の来店。
いつも通りダラダラと話しながら初兎の腰を引き寄せていた時。
🐇「…なぁ悠くん、。」
🦁「ん?どうした…?」
初兎が重たそうな口を開いた。
つい先程までいつも通りだったのに、急に重くなった空気に少し動揺する。
すると初兎は少し悲しんでるような、困っているような顔をしながら言った。
🐇「悠くんは僕のこと好き、?」
想定外の質問だった。
そんなの毎日通ってる時点で分かりきってることだろうとは思ったけど、良く考えれば俺が直接初兎に「好き」と言ったことは無い気がする。
そこを少し反省しつつ初兎の質問に答える。
🦁「もちろん好きやで、当たり前やん」
🐇「…ほんま、?」
🦁「おう、男に二言は無い!」
そう自信を持って答える。
すると初兎はもやっと不安そうな顔をした。
相手の求めている答えが分からず、こっちまで不安になってきそうだ。
そうやってぐるぐる考えていると、隣に座っている初兎の頭が俺の肩にコツンとのってきた。
🐇「…じゃあ、なんで抱いてくれんの、?」
🦁「…え、」
いやそれはお前の気持ちを第一に考えて、と言おうとした次の瞬間、衝撃的な言葉を放たれた。
🐇「だって今まで僕のこと好きになった人はみんな5回目から僕の体を買って僕を愛してきた…!でも悠くんは僕のこと抱こうとしない、!つまり僕のこと本気で好きじゃないんやないの、??」
少し震えた声でそう言った。
それってつまり…。抱かれないから愛されてないって思ってるってこと?それは愛の定義を間違えてないか?
抱いてもらうことだけが愛なわけない。
🦁「初兎。俺がお前を抱かんかったのはお前が大事やからや。もし初兎が望んでないなら無理に強要したくないと思ってーー。」
🐇「嫌や!!僕は悠くんに抱いて欲しいっ、!いつも悠くんに会う前に鼻息荒いおじさんに抱かれて、、!そんな汚いからだで悠くんと話してるとどんどん自分が嫌になる!!」
🐇「僕はっ、汚くなった僕のカラダを、悠くんに消毒してほしい、、/泣」
🦁「っ、!!」
しょうどく。
今まで初兎が俺に会う前に汚いおっさんに抱かれていた。その事実がなぜか無性に腹立たしい。
そして、俺と性行為をしたいと思ってくれていたこと。この状況下でもそれがすごく嬉しくて、本当の愛を教えようとしていた俺の胸にドシンと響いた。
初兎の肩を掴んで目を合わせる。
🦁「…じゃあ初兎のこと抱いていいんやな?」
🐇「うん、僕のこと抱いて、?/」
はあ、どうしていつもこう煽るのが上手いのだろうこの男は。
俺の理性が持たなくなってしまう。
🦁「…じゃあ遠慮なく♡」
ふぁーー久々に長めの書きました、!!
自己満すぎる作品ですが、少しでも「こーゆー話好き」って共感してくださる方がいたら嬉しいです!!🥹
続きのRはこの話がほんとーに需要があれば(♡500くらい、、?)だします。。
それでは最後まで見ていただき、ありがとうございました!!
コメント
6件
コメ失礼します🙇♀️ 黒白ありがとうございます😭 遊郭だからこそのお互いの気持ちのすれ違いがあってとっても最高でした!!! 是非…何卒…続きを…お恵み下さい…!
初コメ失礼します😖💕💕 物語ほんとに構成とかキュンキュンでもうドンピシャすぎましたほんとてぇてぇです😭😭続き書いていただけたら待ってます!💞💞
うわぁぁ黒白だぁぁ!! もう最高すぎました🥹💓 黒さんは白さんのことが好きで 大事にしたいがために 白さんを抱かなかったけど 白さんは黒さんのことが好きだから 抱いて欲しいとかいう 気持ちの違い(?) めっちゃ大好きなんですよね(一息) ほんとに最高ですR欲しいです() 神作ありがとうございます🙏🙏