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ー第2話ー
むかしのきおく
「ねぇ、きみなんでけがしてるの?」
そう幼い頃の俺が言う。
「…」
目の前に居る君はだまって俯いている。
「…じゃあ、ぼくがなおしてあげる!!」
「ほんまに?」
そう言うと君は綺麗な若葉色の目を輝かせた。
「うん!できるよ!」
この頃の俺は、自分が吸血鬼だということも知らないまま、特有の治癒の力を使っていた。
「ちょっと、うでかして〜」
「ん」
そして、君は傷付いた右腕を俺に差し出す。
それを、撫でるようにそっと俺は傷をさわる。
「ほんまになおっとる!!」
厳密に言うと薄く傷跡は残っているが、幼いながらに綺麗にできたので、褒められた俺は嬉しくなって照れ隠しするように笑う。
そんな俺を見て、君は夕日よりも綺麗なオレンジ色の髪を風になびかせ微笑んでいた。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
目を開けると見知った天井が目に入る。
「…夢かぁ」
ふとした時に、幼い頃の記憶を思い出す。
それは夢なのか、はたまた実際の記憶なのかも分からない。
「お!おきなはった?」
「…え?」
誰の声?