杖道「ここだな」

梨花「ここ…」

仁「行くぞ」

梨花「(ママの学校！？！？)」

瑠衣「階段から突き飛ばした犯人突き止めるのか…」

仁「被害者は恨みを買うような関係もないな」

梨花「落とされた体制はこの状態…」

杖道「たまたまあたっただけなのか…」

梨花「いや、それは無いですね」

仁「同感だ」

ーーーー

ーーー！

梨花「ん？」

瑠衣「なんだ…？いじめか？」

友人「あんたさえいなければ！」

柚香「…」

梨花「ｯｯｯｯ!!!!」

助けたいのに…ｯ

助けられない…

ママ…

梨花「…」

仁「大丈夫か？」

瑠衣「ま、まぁ事件は解決したし、… 」

梨花「大丈夫、瑠衣くんありがとう」

「ママはあんな理不尽に耐えたからきっとパパと出会って幸せになったんだよね」

「だから…私が守らないと」

仁「共同で捜査？」

「面倒だな」

瑠衣「どこのハウスとだ？」

仁「…！スワロウテイルだ」

梨花「！」

瑠衣「おい梨花…」

梨花「瑠衣くん消えたらごめん」

「でも会いたい…」

瑠衣「ちっしゃーねーな！」

「絶対消えんなよ」

仁「よう恵美まどか」

まどか「やぁ司波仁久しぶりだね」

誠一「よろしくな！」

梨花「(パパ…)」

健三「そちらの少女は？」

梨花「ﾋﾞｸｩｯ」

杖道「訳あって今はうちの事務所で預かっている」

瑠衣「…」

柚香「あ、この前の」

梨花「あ、あの時は…ごめんなさい」

柚香「怪我はなかった？」

梨花「はい」

…きまづい

まどか「…ねぇ君どこから来たの？」

梨花「…わ、分かりません」

瑠衣「ど、どこでもいいだろ！」

誠一「名前は？」

梨花「…梨花です」

瑠衣「(大丈夫か？)ｺｿｺｿ」

梨花「(…)」

瑠衣「事件解決してよかったな！」

誠一「そちらもなかなか良かったで！」

柚香「…梨花ちゃん」

梨花「ひゃい!?」

柚香「あなた…何者？」

梨花「…」

健三「記憶が曖昧にしては冴えてましたね」

仁「…」

梨花「(助けてくださいよ！)」

「…」

「私は…未来から来ました」

瑠衣「おい！」

梨花「大丈夫、詳しくは言えませんが私は時空飛躍（タイムリープ）の能力者で…す…ﾄﾞｻ」

瑠衣「何が大丈夫だよ！」

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梨花「…ここは…」

「夢…？」

「あれはママとパパ…？」

柚香「誠一！生まれたよ！」

誠一「ほんまか！よう頑張ってくれたな…」

梨花「…ママ…パパ…」

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か…

りか…

梨花!!!!

梨花「ん…」

瑠衣「梨花！起きたか！」

梨花「瑠衣くん…」

「ここは…？」

まどか「スワロウテイルの事務所だよ」

「近かったからね」

健三「紅茶です」

梨花「ありがとうございま…ｽｶｯ」

「!!!!!」

瑠衣「お、まえ…手…」

梨花「ごめん瑠衣くん…」

瑠衣「なんで謝んだよ！ふざけんな！お前はいつもひとりで抱え込んで…！」

「人に助けを求めることくらいできねぇのかよ！」

梨花「！…」

「瑠衣くん…助けて…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

瑠衣「おう任せろ！」

仁「で、どうするつもりだ」

瑠衣「うぐっ」

杖道「いくらなんでも無責任すぎるぞ」

瑠衣「でも…助けてやりてぇんだよ」

健三「私も何故かそう思います」

まどか「ねぇ梨花って誠一の娘かなにかなの？」

瑠衣「えっ！？なんで！？」

仁「分かりやすい反応をするな」

健三「ですがあの抱え込みっぷりは…そういう事ですか」

誠一「ただいまー頼まれてたもん買ってきたで」

まどか「…いっそ本人に打ち明けたらどうだろう」

瑠衣「また消えねぇか？」

誠一「何の話や？」

柚香「…？」