太宰くんが消えた
私は太宰くんが組織を裏切る事を知っていた
なぜなら、そう仕向けたから、、、
太宰くんが消えた日から一週間後、
路地裏で私は会った
森「やぁ、一週間ぶりだねぇ」
本当に偶然にあった、
彼は何も答えない
私を憎んでいるのだろう
そりゃそうだ
実の親友を死に導いたのは私なのだから
冷たい瞳で私を見る彼は
今すぐにでも泣きそうな顔をしていた
太宰くんは直ぐに後ろを向き、
歩き出した
太宰くんを狙う銃声がなる、
森「やめなさい」
森「太宰くんが怪我を負うじゃないか、、」
モ「お言葉ですが、彼は裏切り者ですよ」
森「実の息子様に育てた子を、」
森「見殺しにできるかい」
森「君は」
モ「、、、、、」
本当は今すぐにでも、謝りたかった、
親友を殺してしまったことを、
詫びたかった、、
けれども、私は、
人を救う側で
光に照らされ、
笑う君を、
太宰くんを、
義理の父として見届けたかった