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ストグラ警察(捏造⚠)

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ストグラ警察(捏造⚠)

3 - もし〇〇が亡くなったら編シーズン1パート3①

♥

80

2024年03月28日

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らだお視点

俺は今日力二…そう成瀬の葬式場に来ている。

死因は過労死と言われているが、俺はそう思えず、ドリーさんと共に色々な情報を集め成瀬の本当の死因を探っている。

そして、

「皇帝。」

俺は皇帝に嘘をついた。あの写真は元々、手錠を犯罪者にかけようとしている成瀬の写真だった。

それを合成して偽造写真を作り、死因がわからなくて落ち着きがない皇帝を安心させるために渡したのだ。

…もちろん未だに成瀬の死因は不明だ。

だからこそここにきた。

なにか良い手がかりを知っている人が1人ぐらいはいるかもしれない。

そして、少し経ってから葬儀は始まった。まだ死因がわかっていない者の葬式はとても気が滅入った。

焼香の際、俺の番も回ってきて、すこし心を落ち着かせながら、

焼香台の少し手前で遺族と僧侶に一礼。 焼香台の前に進み、一礼。

数珠を左手にかける。 右手で抹香をつまみ、額におしいただく。

抹香を静かに香炉の炭の上にくべる。

合掌後、少し下がり遺族に一礼して席に戻った。


その際俺は見逃さなかった。周りの人の殆どが同じ表情をしているから、そいつの表情は目立って見えた。

明らかに周りとは違って、そいつの顔は歪んで見えた。

その後に俺はドリーさんと協力し、その時の女性を探すことにした。


数週間後…

あまり手がかりを集められないため、警察の出勤日数がどんどん減っていった。


数ヶ月後…

出勤日数は調査の難航により、二ヶ月に一回ぐらいになった。


数年後…

ドリさんと一緒に警察を辞めた。

理由は、もっと調査の幅を広げるためだ。

警察を辞める時、もうほとんどが知らない人だったため、辞めるのは容易だった。

俺たちが辞めるのを止めようとした人は、神子田となずぴぐらいだ。

皇帝はとても忙しそうで、話せすらしなかった。


調査をするのにだいぶかかってしまったが、ついにその人のアジトのような場所を特定した。

7219のバイオレットフィズの裏だ。


そのアジトにその人はいなかった。

というか、元アジトのような場所で、とても小さく鍵が開けっ放しになっていて、こたつが2つならんでいた。

…頭が痛い。


俺たちはついにその人の下の名前と電話番号を知ることができた。

試しにかけてみたが、繋がらなかった。


それからもその人やその人と一緒に動いているグループのようなものの、色々な情報、噂が耳に入ってきた。

その人の仲間に仮病を使われて、金を剥ぎ取られたとか


レギオン横のホットドッグ屋の店主と繋がっているとか


魔法少女カフェでバイトをして有坂から金をぼったくったとか


ギャングに向けて、傭兵業をやっていたとか


その人は成瀬の…実の姉だとか。

もう、その人達が嘘をついているのではないかと何度も人が信用できなくなった。

だって、こんなにも必死に探しているのに見つからないのだ。

気付いたら俺たちは立派なおじさんだった。

「今日で俺も39か…」

そう、もうとっくに8年も経ったのだ。

あれから8年もこのことに執着していたことに自分でも驚いた。

「らだおくん。いい情報見つかった?」

ドリーさんはパソコンを弄りながら言う。俺は今日も首を横に振る。

「そうか…」

そんな事を言いつつもドリーさんの表情は希望に満ち溢れていた。

「?ドリーさんはなにかいいことあったんですか?」

「実はいい情報を見つけたんだ。」

これを見てといい、ドリーさんはパソコンの画面を俺の方に回す。

そのパソコンの画面には新聞の記事のようなものがあった。

「この一番上の記事見てよ!」

新興ギャング設立ついに判明!ギャング868

約8年前に設立されたギャングからついに、話を聞くことができました!

[ギャングを立てた際の経緯とはなんですか?]

成瀬タコ(後にタと略)「そうですね〜一番印象深い事件は、弟を殺害したときですかね〜…」

音鳴ミックス(後にミと略)「ほんとにこの人ギャングになる前に実の弟殺害したんですよ?!やばいですよねほんとに…」

レダーヨージロー(後にレと略)「いやまじでね、やばい人だって。」

タ「www」

レ「wwwじゃねぇよ!」

刃弐ランド(後にバと略)「いやぁでもね、ギャング設立するまでに色々ありましたよね」

ケイン/オー(後にケと略)「ほんとにそうですよ。まず傭兵業とかやりましたよね」

ミ「それより前に、ケインを改造したし」

バ「そうそうwそれで一番最初レダーさんのホットドッグのせいでケイン/オーがドッグ/オーになりかけたしね」

タ「しかもその時俺寝てたしねw」

レ「そうそうw手先が器用でどうにかなった音鳴w」

ミ「ほんとに俺あん時なんもしてなかったw」

バ「あと印象的なので言えば、空き巣協会ウォチパとか?w」

レ「ほんとに神回しかなかったあれは」

ミ「お前らもいい加減空き巣せな」

バ・レ「「絶対にイヤだ」」

ケ「そんな揃うことありますか…w」

タ「ケインファン回ってるよーw」

⚠主がこれを書いているときにギャング868に正式に入って居るのがこのメンバーなので牢王とか芹沢とかはいません⚠

というような仲の良い会話が流れていっていた。

「ドリーさん…これ…」

「そうだね、しれっと書いてあるけど力二を殺したのはこの実の姉の人、成瀬タコって人で間違い無さそうだね。」

それももちろん思ったが…。

「ドリーさん。俺、ギャングなりたいな。」

「奇遇だね。少し俺もそう思ったんだ。」

「成瀬の本当の死因も簡単にわかったし、もういいかな…。」

「ああ。」

そう。俺達は忘れていたんだ。二人になってからなにか情報がないと会話していなかったが、仲間がいるということ。

そして、楽しく話すということ。実質心無きの俺らだったら、仲間なんていなくてもいい。そう思っていたが、この新聞を見ているうちに少しだけ。ほんの少しだけだが仲間がほしいと思った。誰かと話したいと思った。居場所がほしいと思った。

そうして俺らはとあるアジトに足を進めるのだった…。


この辺でおつぬ〜

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