テラーノベル
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「結構混んでんな。」
そういい、俺は加藤の隣に並んだ。
「そういえば梶原、重大なニュースがあるぞ」
重大なニュースは想像の2.5倍しょぼいって何度も思った。
だが少し期待しちゃう。
「どんなニュースですかいな」
少し早口になった。単純だな、俺。
「実はな、今度近くにある体育館で地域のイベントがあるらしいんだ。そこでなんと!俺らのバンド『NightLight』が出演決定したぞー!」
「え、まじ?」
「まじまじ、だから放課後早速練習するぞ!」
2.5倍凄かったな。
早速ライブのことでワクワクしている中順番がまわってきた。
「何買おうかなぁ」
そういうと加藤が
「俺はこの青春のパン、焼きそばパンだ!」
何言ってんだかこいつはと思いつつ、少し羨ましい自分がいる。
(俺も加藤みたいに有能だったらなぁ)
「梶原は?どうすんの?」
やべ、もう頭の中がライブのことでいっぱいだ。
まあ適当に決めるか。
「じゃあこのハンバーガーで…あ」
「どうかされました?」
「いえ、なんでもありません」
しまった、値段が高ぇ高ぇ。
このサイズで550円は正直詐欺ってるだろ。
そう言いたくなるが、もちろんそんなことも言えるわけなく、俺は渋々財布から払った。
まったく、嬉しい事のあとの悲しさはいつもより効くな。
「味は美味いんだよなぁ」
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