店長「美樹ちゃんおつかれ〜」
従業員「おつかれさま〜!」
『おつかれでーす!』
バイト終わり。
帰ったらお兄ちゃんにユニフォームの聞こうっと!
早くっ早くっと考えながら街頭の少ない暗い道を帰っていると
エイタ「あっ、美樹」
『お兄ちゃん!!』
練習終わりのお兄ちゃんと偶然会った。
エイタ「バイト終わりか?おつかれさまだな」
『うん!お兄ちゃんも練習おつかれさま』
エイタ「一緒に帰るか」
『うん!』
 ̄ ̄ ̄ ̄
お兄ちゃんと一緒に帰るなんて何ヶ月?いや何年ぶりだろう
…聞いても、大丈夫かな?
『ねえ』 エイタ「なあ」
へっ????
お互い顔を見合わせる。
そして、笑う。
『あはは!かぶったね』
エイタ「だなっ」
『で…、お兄ちゃん、どしたの?』
お兄ちゃんの方を見て言う。
と、お兄ちゃんはニヤっと笑って
カバンをゴソゴソして…
エイタ「じゃーーーーーん!!
今年もスタメン入りだったぜ!!!」
と笑顔で言う。
よかった。
『わぁぁ〜お兄ちゃんおめでとう!!!
それが聞きたかったのーー!!』
エイタ「だと思ったわ。
今日白布に、「まだ言ってないんですか」とジト目で言われたもんなwww」
『あははwそうだったんだ!』
ほらね、賢二郎
努力は報われるでしょ?
お兄ちゃん頑張ってたもんね
やっぱり自慢のお兄ちゃんだ!
『でっ…?自主練っていつも何してるの?』
エイタ「それは秘密だな〜w」
『え〜、気になる〜。賢二郎に聞くもーん』
エイタ「あっそれはずりーぞ!w」
あははと、2人で笑う。
家の前に着く。
お兄ちゃんが玄関のドアに手をかける。
『ねえ、お兄ちゃん』
お兄ちゃんの服の裾を掴み言う。
お兄ちゃんは
「どした?」と優しく振り向く
『お兄ちゃんがどんなポジションでも、なんでも!!応援してるし信じてる!
私!お兄ちゃんのずっとファンだから!』
少しびっくりしたような顔をしてお兄ちゃんは私を見て
エイタ「あ〜、白布に聞いたか。ポジションの事」
『うん…』
そう下を俯くと、お兄ちゃんは私の頭を撫で
エイタ「白布は、いいセッターだよ。
監督の当てはまる強さに俺に何が足りないか…まだ分からないけど、努力して…使って貰えるようこれからも頑張るわ。
だから応援しててくれな!」
そう言ってニシシと笑った。
『うん!!!
賢二郎のポジション頑張ってうばってねww』
エイタ「なんかそれ複雑だなw」
あははと笑いながら私たちは家に入った。
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