テラーノベル
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男は一人赤黒い液体を飲んでいた。それは人間をすりつぶしてできた血のジュースだ。男は、その喉を通るぬるっとした感触を楽しむ。
「ハリス様、例のものができました」
そこへ黒い蝙蝠の翼を生やし、鋭い爪を持つ悪魔がやってきた。ワイングラスをその場に置き、彼について行くことにした。
その場所は地獄の光景が広がっている。人間が全員、薬のせいで悪魔になっていくのだ。魂まで削られ、狂気に落ちていく。悲鳴を上げ、肉体が裂けるように変形していく様子を見ながら、彼は不敵な笑みを浮かべた。近くにいる命の源の悪魔に話しかける。
「素晴らしい実験だな、悪魔よ」
「そうだな。人間とは、こうして壊れるのが一番美しい」
「なら、俺はどうすればいい?」
「貴方が求めるならば、もっと強い力を与えて差し上げよう。ただし、代価は頂く」
「望むところだ」
悪魔の言う代価とは、人間性だった。それが徐々になくなっていく。
悪魔がくっついて力を与えると、彼はベッドに横たわる人間にナイフを突き立てる。その顔には狂気が宿っていく。
血飛沫が飛び散るたび、彼の口元には満足げな笑みが浮かんだ。
コメント
1件
うわ、めっちゃダークで悍ましい……でもその世界観にゾクゾクしちゃったわ。ハリスが人間性と引き換えに力を得ていく展開、背筋冷えるけど「強さの代償」をちゃんと見せてくれてるのが好み。血飛沫が飛ぶたびに笑みが深まっていくのが怖くて魅力的。続きどうなるのか気になる🔥