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掃除当番の日が来た。そして例の通りまた結衣が豪語する。
「いいみんなお掃除はこれから始まる一週間の全員の授業中のパフォーマンスに響くの!全員張り切ってやって頂戴!」
「はいっ!!!」というか声の中になぜか後輩も入ってる。
「何でお前までやる気になってる?」
「やぁ―こういうのは気持ちですからね」
「そこっ!私語は慎みなさい!」
「いやそれをいうお前もどうして紅茶飲んでゆっくり休んでんだよ」
「やっいやこれは私のリーダー的本質がついあふれ出て…」
「働けよ」
「いやあ…」すると右のドアからすごい殺気を感じて振り向くとナイトがいた。
「ちょっと待ちなさい!」
「何でお前がいる?今日は当番じゃないだっ」すごい目つきで見てくるのでつい動揺する。
「結衣様は大手の令嬢で秀でたリーダーシップ能力のあるお方、だからこそこのようなところで下賤のあなたたを導いているのです。」
「えっそうなの?」
「さっさすが結衣様!」
「いやちがっ」
「そうでもしないとあなたたちは戦闘に明け暮れるだからこの世の平和を保つため今日もこうして指示をしてくださっているのです」
「さすが結衣様!」
「やっなんか話が大きく…」
「あたしたちこれから一生ついてきます!」
「いや」
「ゆーいっ様・ゆーいっ様!」と結衣様コールが始まり。結衣がクラスメイトにおだて揚げられ囲まれている。これほどまでにうまく話が通るのはもともとの結衣の人気もあるが…
「貴様洗脳とはどういうことだ」後輩がナイトの襟首を掴んだ。するとすぐナイトはその手を振り払う。
「食堂で結衣の心を傷つけたやつの後輩に言われたくないな」
「クッ…だがな先輩は技と結衣から離れようとしてるんだよ」
「それで結衣の心を傷つけるのか?任務とそこを両立させてこそ一流スパイだろ。それができないのなら二人そろって任務を降りろ」ハイドは表情を変えなかった。だが、胸の奥で何かが軋む音がした。確かに今までは冷たすぎた…自分への甘さの表れだ。何とかしなければ!しかしまずは洗脳を説かなければ!後輩に目線を送ると後輩はうなずき洗脳電波発信機をとった。
「甘すぎるんだよお前なあ洗脳するならしっかりやれ」ん?後輩?
「どういうことだ?」
「甘いんだよプログラムが!こんなスキルで今まで任務やってきたのか?ここをこうすればすぐに解除されるだろ」あっそうだったこいつの本職は技術科だった…
「何っ⁈バカな!」
「困難だからエリオットさんに一切振り向いてもらえなi」後輩が吹っ飛ぶ。
「いいかお前それだけは言うのをやめろ」
「あれれえ~さっきまであんなに強気でいた風間さんが負けて恥ずかしがってると?」
「またやんのか?」
「望むところだ!」と言って謎の闘争が始まった。それと同時にみんなの洗脳が解け後輩とナイトの闘争を背に普通に掃除が始まった。