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「おいデブ、起きろ、」そう言って同時に蹴飛ばしてやった。「イテっ、お、お前は誰だ!」「ポンドのお友達だ。」「うぐっ」縛り付けてやった。僕にしか解けないようにしてやった。「この際言い訳はどうでもいい。ポンド、気が済むまで殴れ。だが、殺すなよ。」「なんで、」「お前の親友もそれを望んでいないはずだ。」「わかった。くそったれえええええええ!」さすがだ。10歳の力とは思えない程の威力がある。「もういいよ」「一発でいいのか?」「だって、こんなに惨めな姿が見れたんだもん」「偉いな。よし、あとは任せろ。」とりあえず城のてっぺんに裸で引っ掛けといた。
「なあ、ポンド、僕たちと来ないか?」「でも…」彼がすぐに頭を縦に振らない理由は既にわかっていた。「姉ちゃん、連れていきたいんだろ?」「!うん!」やはりな、彼は姉に、いや、エレに惚れているのだ。昨晩家に返した時に悟った。」「父さん、母さん、俺たち、旅に行くことにしたよ。」「そうか、ポンド、お前に言っておかなければならないことがある。」「分かってる。養子の僕を大切に育ててくれてありがとう。父さんも母さんも大好き」
「グスン…いい子だなあ」案の定ノンは泣いていた。僕も少し涙ぐんでしまったが、目にゴミが入ってだけ、としておこう。「ポンドくんやっぱりアテに似てるね」「何回も聞いたよ」この時、ポンドとエレは理解した(あ、これ、あー、うん、あれだね、)
「それじゃあ、いってきます」さすがだ。エレもポンドもしっかりしている。
「ちなみにどこに行くの?」「そうだな…東のハーミット王国なんてどうだ。美味いもんが多いらしいぜ」「美味しいもの!?行きたい!」やはり食いついたか。目を輝かせるノンの姿は、ポンドやエレに負けないくらい子供らしい、そんなところが好きなのだ。