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人形
1話
大森side
???「そこのお兄さん、ちょっといいですか?」
大森「え、なんですか、、?」
コンビニに行こうと、歩いていたら
知らない女の人に声をかけられた。
???「あらぁ、とてもお美しいお顔をお持ちで!」
大森「あ、ありがとうございます、」
大森「あ、あの、急いでr、、」
???「お兄さん、急で申し訳ないですが、恋人はいますか?」
大森「あ、えっと、、えぇ、いますけど、、」
急いでる、と言う隙も与えてくれない。
面倒なのに話しかけられちゃったな、
???「恋人関連の悩み、ありませんか?」
大森「悩み、?あ、そういえば、、」
大森「最近、彼氏が可愛いところ見せてくれなくなったんです。」
大森「いちゃいちゃする頻度も少なくて、誘っても嫌がられるから、可愛いとこ見る機会もかなり減ってしまって、、」
ちょっとまって、
俺知らない人に何話してるんだろう、
???「あぁ、彼氏さんね」
やっば、男同士なことも話しちゃったし、、
???「そんな貴方には、この人形をプレゼント致しましょう!」
大森「に、人形、、?」
大森「なんですかこれ、、」
???「はい!詳しくは人形に付いた説明書を読んでください!」
???「では!」
話が噛み合ってないし、、
人形も、なんか怪しいし、、
と、いつもの俺ならマネージャーに相談するはず。
でも、なぜか、この人形には、強い力がこもっている気がする。
その人形をぎゅっと手に持ち、俺は家に帰った。
〜家の中〜
大森「受け取ったはいいけど、謎すぎるでしょ、、」
とりあえず、説明書を見てみる。
大森「この人形についているチャックを開け、中に好きな人や恋人の名前を書いた紙を入れると、、」
大森「なんと、人形の体感と名前の持ち主の体感が一緒になります、、」
大森「んん、?」
よく理解できなかったので、もっとしっかり読んでみることにした。
大森「あ、下の方にもうちょい詳しく書いてある、、」
大森「例えば、人形の頭を撫でると、名前の持ち主は頭を撫でられた感覚になる、、?!」
大森「ん、んなわけ、、」
ない、とも言い切れなかった。
なぜか、本当に感覚が一緒になる、と信じてしまう。
大森「これ、若井の名前入れて、」
大森「この人形のこことかそことか触ったら、」
大森「若井も、、って事だよね。」
大森「使えそう、早速やってみようかな?」
俺は、紙に「若井滉斗」と書いて、その紙を人形の中に入れた。
次の瞬間、
ポンッ
大森「わっ?!」
大きな音と同時に、人形の見た目が変化した。
大森「な、なんか、若井に似てる人形になったんだけど、、」
このままグッズ化したいくらい若井に似た、人形に変化した。
大森「さっきまで普通の男の子の人形だったのに、なんで?」
あ、体感が一緒になるんだっけ、
大森「ちょっと待って、」
大森「急に見た目変わるから、さっき、びっくりして人形投げちゃったんだけど!」
若井、大丈夫かな、、?
大森「見た目変わること説明書に書いとけよ、、」
若井side
今日は、ミセスでの仕事があるから、
家で準備をしている。
若井「どの服がいいかな、、」
どの服を着るか迷っていた、その時、
若井「痛っ?!」
急に背中に激痛が走って、後ろを振り向いた。
若井「だ、誰もいない、」
転んだ訳でもないのに、なんで、?
若井「まぁ、誰かいたら困るけどさ、」
若井「なんで急に、?」
大森side
大森「やば、もうこんな時間、」
今日は、仕事の日。
急いで準備して、人形をバッグに入れ、
家を出た。
若井side
時間やばい、もう家出なきゃ、!
若井「ひッ?!くすぐったい、!」
後ろを振り向いても、誰もいない。
今度は、誰かに触られた感覚だった。
若井「何、取り憑かれた、、?」
若井「、、やっば!仕事!」
おかしいと思いながらも、家を出た。
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