新しい学校に行くと
まず初めに職員室へ行き
先生と一緒に教室へ向かった
教室の扉の前に立つと
先生がまず先に中に入り
それに続いて私も入った
_今日は転校生が来てます
と軽く前ふりをされて
「天野晴です。よろしくお願いします」
それだけ
簡単に最低限の自己紹介をした
_じゃあ天野の席は、あそこの空いてるところだ
「、わかりました」
男しかいない空間に驚いた
男子校なら当たり前の光景だけれど
妙な空気感にどきどきした
共学で全寮制の学校はなかなか見つからなかったのだ
ここでは女子だってバレてはいけない
前と同じように
息をひそめて目立たないようにすればいいだけ
たったそれだけだ
席に座ると隣から視線を感じた
横を向くと
少しだけ目が合ってすぐに逸らされた
なんか感じ悪いな、と感じて
できるだけ関わりたくないと思った
ホームルームが終わり
ボーっとしていると
後ろから肩を叩かれた
「わぁ!」
_ねぇ転校生くん!俺ジェシー!仲良くしよ!!
その正体は外国人みたいな顔立ちをした
背の高い人だった
勢いに乗せられて差し出された手を掴むと
肩からグワングワンと手を振られた
ジェシー「よろしくな!」
「おお、よろしく、?」
そしてジェシーくんは何が面白いのかわかないが
大爆笑をし始めた
ジェシー「いいなー北斗は!席隣で!」
それから話しかけたのは私の隣の席に座っている
さっきの無愛想な人だった
北斗って名前らしい
北斗「別にそんなことねぇよ」
ジェシー「なんだよ、冷たいなー」
北斗「うるせぇ」
その時、ちょうど予鈴が鳴り
ジェシーくんは自分の席へ戻った
授業中はずっと無言で
隣を見ると一瞬だけ目が合うことを繰り返していた
一日目は無事に何もなく終わり
寮へ向かった
そして伝えられた部屋へ行くと
一人部屋のはずなのに生活感があった
だけど無事一日目を終わらせたという喜びの方が勝り
何も考えずに
ベッドに思い切り飛び込んだ
それと同時に
ドアが開いて人が入ってきた
「え?」
_はぁ、
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え、待って、もしかして、北斗と相部屋とか?ww
誰だろう?
まさかの相部屋的だったり…?きゃー!((殴