テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「えぇ、ダイビング部ってこんな中でも潜って仕事するの?」
先生は今ダイビング部の付き添いで南極に来ている。
「まぁ、仕事ですし…このくらいの寒さなら大丈夫ですよ!」
「うん、大丈夫…じゃあ行ってくるね」
そう言うとサユリは躊躇無く海へ飛び込む。
「寒くなったら帰ってくるんだよ!」
先生は「やはりキヴォトス人は異常だな」って思うのであった。
「サユリなかなか戻ってこないな」
甲板で煙草を吸いながら一人呟く。ダイビング部の皆は各々仕事をしており、船上には先生一人。
「暇すぎる…なんかいないかなぁ」
見渡すが氷河か青い海、たまにアザラシやペンギンがいる位だった。
ウォーーーン!
「え!なに!?」
それは何かが鳴く音にも聞こえるが今まで聞いたこともない声だった。遠くでは大きな白い生き物が海の上を跳ね回っていた。
「へー!凄いな!あんな大きなアルビノの鯨?を見れるなんて!」
「先生?何はしゃいでるの?」
「あ!サユリ良いとこに!さっき大きな白い鯨いたんだよ!」
「へー…そうなんだ」
反応は薄かったが共有出来たことに満足した先生だった。
ダイビング部は後日仕事の礼金を貰いに行っていた。
「ねぇ…」
「ん?どうしたの?」
ダイビング部の三人は振り返って話を聞く体制になる。
「あそこのエリアってアルビノの鯨か白い鯨っていたっけ?」
「いや、いない筈…まぁ南極だからいてもおかしくないけどね」
「そっか…」
サユリは気のせいということにして帰路に着いた。
24
11,411
31
13ed1
1,048
コメント
3件
敵対してこない系でしたか。けど目的が分からんな...
あら、南極の白鯨…!ダイビング部のサユリちゃんと先生がほのぼのしてるのに、後半サユリが同僚に「あのエリアに白い鯨っていたっけ?」って聞くシーンで一気に不穏になったわ。しかも「いないはず」って言われて「そっか…」で終わらせるのが逆に気になるじゃん!これは続きが待ち遠しいやつだ🔥