『えー、では早速ゲームの方を決めさせてもらいます。では、第一回ゲームの内容はーー』ルーレットが止まり、一つのゲームを針が刺していた。
『singノーミスチャレンジです』
うり「歌、、か?」
『ルールは簡単です、一人ずつ自身が選んだ歌を歌ってもらい、その点数の合計点が、280点以上であればゲームクリア、未満であれば失敗となります。なお、点数は百点満点とされます。』
のあ「歌ですか…それなら」
kn「強運だね、、!」
ぺい「チャンスだ!!!」
ゲームの内容を一通り聞き、みんなでハイタッチを交わした。
チノ「うりさんとのあさんは歌結構上手いですよね!」
ぴく「あと、きんちゃんも上手い!!」
3人の歌唱力をみな、理解していて、このゲームに最も優れている、3人だ。そうそう、ゲーム失敗にはならない。変なルールがなければーーー
歌がゲームの内容と聞き、3人はむねを撫で下ろした。
うり「こう言っちゃあれですけど、歌には自信ありますから!」
のあ「はい!」
『まだ、ルール説明は終わってませんよ』
嫌な予感がした。
『ただただ歌を歌ってもらいだけでは面白みがないので、、、少しイタズラをしてみました』
kn「そんな面白みいらない…」
『イタズラの内容は言えませんが、皆さんが歌っている間にあるアクシデントが起きます。それをうまく耐え歌ってください。』
のあ「どんなのか言えないって…」
うり「対策のしょうがないな、、、」
もふ「はぁ!?イタズラって…」
それを聞いたみんなは先ほどの安堵感はどこへ行ってしまったのか、大声をあげていた。
kr「ただ歌ってるだけじゃつまらないって、、」
らっ「結構やばい内容だったら手の打ちどころがないね」
『では、初めにカラフルピーチのうりさんマイクの前へどうぞ』
名前を呼ばれたうりはぎくりと肩を揺らした。緊張しないはずは無い、
そして、気づくとそこにはマイクが立っていた。
『では、曲を選んでください。』
うりがマイクがあるステージの方へ歩み寄るとスクリーンが映し出されそこにはキーボードが表示されていた。
うり「ここに打てってことだよな…」
うりは神妙な顔つきになり、ゆっくりと手を動かし、文字を打っていく。
うり「ドライフラワーで、、」
『承知いたしました。3分後にゲーム開始です。歌う方は壇の上にお乗りください。』
側から見てもわかるほどうりは不安な気持ちでいっぱいだった。
うり(ここで点数が低ければのあさんなんか守れない…みんな死ぬ)
なお「うりさん余計なこと考えてますね、」
うりの動きを見、なおきりが言う。
トラ「しょうがない、、こんな崖っぷちに立たされて…」
シャオ「うりくん、自分のこと全く考えてないよね、きっとのあさんを守るのに必死で…」
kr「うりさんならいける…!」
思い思いのことを心に抱え、うりを見守る。
kn「うりさん、めいいっぱい息吸ってね何があるかわかんないから深呼吸…」
きんときがうりを優しい目で見つめる。
kn「歌うことだけ考えて、絶対大丈夫だから」
のあ「うりさん!私達のこと信用してめいいっぱい気持ちよく歌ってください!」
点数は私達が取り返しますからと、続ける。
それを聞きうりの目に涙がたまる。
うり「やべ、変に焦ってた俺が馬鹿みてぇ絶対みんな思ってるだろ」
カメラを見つめながら言う。
うり「ふぅーーッ、、」
『では、歌ドライフラワーどうぞ、、』
♩〜〜
うり「多分私じゃなくていいね〜♩余裕のない二人だったし」
順調な入り、
うり「気づけば喧嘩ばっかりしてさごめんね〜♩」
うり「ずっと話そうと思ってた、きっと私たち合わないね〜♩」
調子を上げる。
うり「二人きりしかいない部屋でさあなたばかり話していたよね、もしいつかどこかで会えたら今日のことを笑ってくれるかな〜♩」
サビ前まではなんとも無い、、いよいよサビに差し掛かる。
うり「君が寝た後に泣くのは嫌〜声もッ…!」
静かな叫びが聞こえる。
のあ「うりさん!?」
それでも何事もなかったように歌い続けるうり。
うり「ッッ…も不器用なとこもッ!全部全部きらいじゃないの〜♩」
うり「ドライフラワーみたい君とのッ日々もきっときっと色褪せる〜♩」
『終了〜!1番のみとさせていただきます。』
うり「うッ…ハァ…」
その場にうりが倒れ込む。
kn「大丈夫!?、」
二人はうりの周りに駆け寄り、体を起こす。
のあ「イタズラって何したんですか!?」
『サビの入りと、あと、ちょくちょくに電流を流しました。』
kn「電流…?」
シヴ「うり!?!?」
歌い終わり倒れ込むうりの姿をカメラ越しに見た、何人かの不安な声が聞こえる。
エミ「電流って…そんな強いものを…」
『では、こちらの人にはうりさんが食らったら電流を体験できるサービスを…』
どこからか電信音が響き、誰かの悲鳴が聞こえた。
ゆあロボトラ「ッ…うぉ!?」
一瞬の出来事だが、3人は倒れ込んでしまった。
なお「ゆあんくん!?」
ぺい「トラゾー!?ロボロさん!?」
『序盤にたっつんさんやしにがみさんに流した電流よりも強いものです。』
たつ「は…?あれより強いやつって___」
しに「正気じゃないですね。」
静かに2人は天を睨む。
『これもゲームを楽しませるためですから。』
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