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数日前…
「オイ、ベストジーニスト!2年ならインターンはいつでもできンだろ。俺をまたこの事務所に置け!」
「爆豪…君はつい先日、退院してきたばかりだろ。まだ動ける身体ではないはずだ。」
「俺は大・爆「」・殺・神ダイナマイトだッ!!それにこれ、医者から活動許可証を貰ってるに決まってんだろ!」
「どれどれ…クラスター、ハウザーインパクト、ハウザーインパクト・クラスターの禁止と右手に爆破の負荷をかけないこと…
大・爆・殺・神ダイナマイトは、この状態で活動したいと言うのか?右手はまだ負荷を掛けられないだろう?」
「はッ!こんなもん、なんでもねェわ。」
「うーん…お前の気持ちを組んでやりたいところだが…」
「俺ァ、なんでもやる。地味な仕事だろうが、事務のパソコン手伝いだろうが、なんでもやる。逆に駄目と言われたら絶対にしない。…頼む。」
「…仕方ない、分かった。その代わり、言われた事だけだ。」
「………、ありがとう」
インターン当日、室内…
「早速だが…皆、この資料に目を通して貰いたい。内容がアレだが、タヒ亡事件が既に複数件発生している案件だ。」
資料には、
快楽タヒ服毒事件と書かれている。
最初の被害者が発生したのは3日前、
既にタヒ亡被害者はゆうに10人を超えており、
信じられないスピードで広まったようだ。
男女比はだいたい2:8、
年齢は10代から50代と広いものの、
平均年齢は約22歳と若い。
毒と確定しているのは原因が
所謂、 カプセル状の興奮剤のようなものらしく、
2人で服用したのち、
被害者と共に過ごした者は1時間程度で緩やかに落ち着いたそうだが、
被害者は興奮状態が時間を追うことに高まっていき、最終的には色々な体液をぶち撒けながら亡くなっている。
現在、興奮剤の成分を検査中だが、
恐らく個性にまつわる物ではないかと推測されている。
入手方法は、
関わった者に聞くも、
不特定多数のホテルにルームサービスとして使用方法と共に置いてあったり、
闇売買からヤバい物として流れていたりと入手ルートの確立ができていない。
「今わかっているのは、これくらいだ。
だが、何せ被害者が多い。パトロールを強化し、流通を阻止する。
私は闇売買の線からたどることにするが、成果が出るか分からない。皆には怪しい者がいないかパトロールとホテルの聞き込みを重点的にお願いしたい。
ダイナマイトは皆と同行し、何か掴め次第、私にすぐ連絡を。基本戦闘は行うな。」
「俺は大・爆・殺・神ダイナマイトだッ!」
「それでは皆、頼んだ。」
「聞けやクソっ!!」
ホテルでの聞き込みに同行し、数件回ったところで、怪しい女性の話が出てきた。
雇った覚えのないリネンスタッフがベットメーキングをしていたという新人ホテルマンからの情報。
警察へ連絡、介入してくれ、廊下にある防犯カメラの確認と本格的な捜査が始まった。
防犯カメラからスタッフが見知らぬ女性が制服を着て仕事をしている様子が伺えた。
この女性を重要人物として、捜査が進むようだ。
爆豪はベストジーニストの指示通り、何故か連絡をするが繋がらない。
ベストジーニストと共に動いているサイドキックも掛けてみるが、繋がらないどころか”電源が入っていないため〜”とのアナウンス。
嫌な感じがある。
ベストジーニストが繋がらないことを伝え、ベストジーニストのサイドキック2人と一緒にベストジーニストを探すため、ホテル地下から車両に向かう…はずたった。
透明に近いシルエットが車両近くで動く。
瞬間、2人のサイドキックは意識を失う。
咄嗟に爆豪は反応し、避ける。
そのタイミングで照明が一気にショートする。
辺りが暗くなり、足音だけが響く。
「事件の原因はテメェだな?」
「ごめんね、全員一気に片付けたつもりだったのだけれど。ん…学生さん?」
「うっせぇ!俺はヒーローだ!!」
「そうね、現場に出れば等しくヒーローだもの。失言だったわ。」
「なんで事件起こした?」
…ここは何とか時間を稼ぐしかない。サイドキック2人はプロヒーローだ、その2人を一瞬で倒す力がある。俺1人で何とかするべきじゃない。
「そうね…ステインに憧れたのかも」
会話をしながら、スマホを見ずに現在位置を一斉送信する。過去に出久が行ったように。
気付いてくれるのは、正直賭けだった。
「ハッ!下の世話で何が憧れだぁ?!」
戦うことはできない、それがインターン受け入れの条件だから。
今できることは戦闘から避ける事、伝える事。避ける事は逃げじゃない。勝負は必ず完全勝利。できる全てを考える。
「…!価値観の押し付けは嫌いよ、ヒーロー。私は私のルールを決めている。ちゃんと全てを伝えた上で、ルールを使うかどうかは相手に決めさせているわ。」
意外と煽れば、時間を稼げるか…?
話を引き出すなら、むしろ聞き役か…?
「そんなモン、無理やり飲まされた奴もいるだろ!」
ヒーローが来るまで、絶対ェ、足止めしてやるッ!
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