「僕だけには」
「もしもし……?」
「もしもし、こんばんは」
いつもの優しい声が聞こえると、それだけで落ち着けて……電話がしたいと正直に伝えてよかった。
「ご連絡いただけて嬉しいです。お疲れはでていませんか?」
「あっ……大丈夫です、ありがとうございます」
「そうですか……よかった」
細い吐息が聞こえたようで、一瞬ドキッとした。
アドバイザーとしてというより、思わずこぼれたような…… 久世(くせ)さん自身がほっとしたもののように感じて、胸が高鳴る。
(もしかして……)
久世さんは私が男の人と会うのが怖いって知っているから、心配してくれていたのかな。
(久世さん……)
本当は疲れていたけど、久世さんの思いやりや優しさに癒された。
「今日はお疲れさまでした。スズキさまとお話ができたとのことですが、お会いになっていかがでしたか?」
「あっ、えっと……」
言われて*****
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