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<___side>
あ~あ、また人狼になっちゃった。
ペアの人ちゃんと人狼なってくれるのかな?
この人頼りないよゲームマスター。
もっと他にいい人がいだだろに。
そういえば老害がいたなぁ。
すぐに殺しちゃったら勿体ないから残してあげようかな。
あ、ペアの人が殺しちゃったら元も子もないか。
でももう1人人狼じゃなくて狂人だから殺せないか。
1人だけにしてくれたもんね。
殺すのは1人で十分だもん。
でも皆が知ってる人狼ゲームは、
人狼と狂人を互いに知っていないんだよ。
狂人さんはどんどん皆を惑わせてお罠に引っかかるように。
<会議室<主人公side>>
螺旋階段を下りさっきの会議室へ戻ってきた。
どうやら私が一番最後のようだ。
取り敢えず話しかけたほうが良いのだろうか?
またもや考えてる間にまたテレビがつく。
“皆さん役職をちゃんと確認してもらえて良かったです。
初対面の人しか集めていないので自己紹介が必要ですよね。
でも今日は会議でも自己紹介はいらないです。
もう皆さんの部屋に顔写真と名前、年齢の載った紙を、
それぞれに配置しておきましたから。
あ、でも私は自己紹介が必要ですね。
はじめまして《《ゲームマスター》》といいます。
先程にも言った通り皆さんには人狼ゲームをしてもらいます。
ルール分かってますよね。
市民陣営の人は人狼陣営の人を見つけて追放、
人狼陣営の人は市民陣営の人を殺害して勝利。
異論は認めません。
では始めますね。
夜が明けました。会議を初めてください。”
またテレビの電源が落ちる。
人狼ゲームはわかるが、
何故初めての人とこのゲームを行わなければならないのか。
皆はテレビを見つめたままだったり、
隣の人と会話をしたり、
一人で考えたりと色々である。
すると目の前に座っている関西人の人が立ち上がり手を叩いて注目を集める。
「えっと、ゲームマスターさんが会議始めろ言うてるから一旦始めんか?
初日は話せることが限られてるやろうしすぐに時間制限がなくなると思う。
やからこそちょっと会議せぇへんか?」
たしかにそうだ。
初日は自分が重要役職であればすぐに公開することは難しいだろうし、
話すことはできない。
だからこそ限られた時間は短いと思う。
まずは私から話しに行こうか。
「皆さん同じ事を言うかもしれませんが、私は市民です。
記憶力が長けているので話の内容は大まかすぐ覚えることができます。」
私がさっきのように述べると、
“私も又は俺も、みっちゃんも市民だよ!”などと聞こえてくる
やはり最初はこうなると思っていた。
結局この時間はこれ以上話すことがなくなったため、
ゲームマスターがまたテレビをつけ放送する。
追放する人を決めろとのこと。
だが今のところ怪しい人物なんていない。
皆はパスをし1日目が終わった。
それぞれが会議室を出て部屋へ戻っていく。
部屋に戻ると私はお手洗いとお風呂を済ませ、
キャビネット横にある小さな冷蔵庫にお茶と水、
晩御飯がはいっていたのでそれを頂いた。
入れられたばかりなのか、まだ熱々である。
晩御飯は白米 ハンバーグ サラダ コーンスープとまぁまぁな味である。
皆の顔写真と名前の書かれた書類に目を通しながら
ハンバーグをほうばっていると、
スマホがピコンと通知が入る。
差出人がゲームマスターと書かれている。
内容はこうだ。
“あなたは今夜のうちに1人占うことができます。
ひらがな・カタカナでも漢字でも部屋番号でも構いません。
1人選んでください”
今日ずっと仕切ってくれていた目の前に座っていた関西人の
” 宮 﨑 颯 馬 “という人を占うことにしよう。
ゲームマスターに名前を送ると、
またピコンと通知がスマホに来る。
“宮﨑颯馬は市民です”
これで市民陣営の人は2人確定した。
人数的に人狼は2人と狂人が1人いるかいなかわからないけど、
あと6人市民がいることになる。
今日は一旦ご飯も食べ終わり歯磨きもできたので、
寝ることにする。
_おやすみなさい