<___side>
あ、もうこんな時間。
さっきゲームマスターからメッセージが届いたんだ。
誰か一人殺してこいってね。
今日はあんまり話していなかったあの男の人でもしとこうかな。
キーを使って寝ている部屋へ侵入する。
あぁあ、人狼さんが間近に来ててもいびきを掻いて寝てるよ。
部屋から持ってきていた鋭利なナイフを右手に持つ。
銀色のナイフが持っていた薄暗いライトの光を反射してきれいに輝く。
「ねぇ君。おやすみの意味って知ってる?寝るための挨拶のおやすみ?
意味はそう、けど人狼さんの前では違うよ。」
それは”死”
いびきであかれた口にテープを貼る。
目にも手足も縛るために貼っておこう。
周りの状況がわからないほうが怖いもんね。
まずは一発目。
右腕にぶっ刺す。
体がビクッと跳ね上がる。
ひどい低い唸り声をあげてるね。
痛いからって動いたら駄目だよ。
次は二発目。
今度は腹。
ズプリと刃が食い込んでいく。
刃が刺さった瞬間から血が溢れ出す。
また、刃を抜くときに血がどんどん溢れてくる。
ドクドク流れ出してきて白いベットは赤へと染まっていく。
まるで螺旋階段のカーペットのように。
三発目。
今度は首に。
四発目。
心臓に。
刺す感覚、流れ出る血。
返り血を浴びれる。
この快感がたまらない。
刺せば刺すほど血が溢れ出し、
刺して引き抜くときにも血が溢れ出る。
今日は四発で動かなくなった。
自室に戻ってナイフの血を拭き取り刃を研ぐ。
顔にも飛んでしまった血もきれいにとる。
きれいに戻ったら今日はもう寝る。
部屋の明かりを消して布団を被り目を瞑る。
___明日の夜は誰殺しちゃおうかな。
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