テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
黒ちゃんの過去をノベルで書く!
暇つぶしに見て!
-菊目線
「はぁ…」
大きな溜め息をついた。
マフィアのボスに就いてから面倒な事ばかりだったからだ。
正直辞めたいと思ってる。
「そうだ…」
何か思い付いた。
現実では受け入れられない事を…
ガサゴソと物置部屋を捜る。
「あっ…ありました」
本田菊はそこに有った鏡を出した。
多分大きさは絵画の様な大きさだろう。
「…私の私」
そう言い放った瞬間、鏡からある人物が出て来た。
そう…
本田菊と同じ容姿の人が。
「お初にお目にかかります。菊様」
彼は堅苦しい言葉を言う。
そして、執事かのように跪く。
「様付けは堅苦しいので…菊とお呼び下さい」
菊は優しい声でそう言った。
彼は戸惑っていたが、後に判断を下した。
「…貴方の願ならば叶えます。これからよろしくお願いします、菊」
少し慣れなさそうに言う。ぎこちない様。
「えぇ、よろしくお願いしますね」
菊はまた、優しい声で言った。
それから、本田菊にマフィアの事、名前など色々教えられた。
-黒目線
「黒に…話したいことがあります」
楽しい日常、何気ない温かさの日々に突然、本田菊はそんな言葉を口にした。
「….どうしました?」
恐る恐る口を開ける。
何と無く、嫌な予感がしたからだ。
しかし、本田菊は口をまた開ける
「もう時期、私は深い眠りにつきます」
そう….予感が的中してしまった。
「え…..」
最初は言葉すら理解が出来なかった。
「深い眠り….?死ですか….?」
恐れ入りながらも聞く。
「命を落とす訳ではありませんよ、ただ…少し眠ってしまうだけです」
理解が出来ない。何でか分からない。
何で何で何で何で何で何で何で
「黒…」
混乱している私の傍で優しい声が響いた。
「私は貴方と居る時間が何よりも楽しかったです」
あぁ….嫌だ….嫌だ
そんな言葉…聞きたく無い….
「黒….私の分まで…生きて下さい」
「大丈夫です。黒なら…きっと…」
あぁッ…何度言っても時は戻らない。
でも…..
「….分かりました…」
「私は貴方の分まで…生きます…」
受け入れたく無い言葉。
だけど、時間は戻ってくれやしない。
菊は最期でも優しい声だった。
温かい…そんな声
失いたく無かった。
とうとう、その時が来た。
彼は最期にこう言い放った。
「ありがとう」
とても小さな声だったが、私にはちゃんと聞こえていた。
紅薔薇、碧薔薇、黒薔薇、白薔薇…
色んな薔薇が菊の傍で飾られていた。
「ぁッ….」
涙….そう。
私は菊の優しさを知ってしまった。
優しかった…その温かい声を…また聞きたかった….。
「菊ッ….」
泣いている私の後ろから、幻聴のような声が聞こえた。
「大丈夫…黒なら出来ます。頑張って私の分も生きてください」
同じ….優しい声で…
もう…人を失いたく無い。
私はもう一人の菊として生きていくことを心から誓った。
どうだった?暇だから書いた(笑)
コメント
10件
うぅ😭感動したよぉー!天才だよね!ホントに!黒さんがかわいい!菊さんの優しさに触れたら惚れてしまうのも仕方がないっていうのは皆わかるよね!
普通に才能すぎて、、😭 最高すぎるぅ! 黒ちゃん可愛いねぇ🥹黒ちゃん結婚しよう💍(?
わっめっさ好みなんだけど!!! 私の癖にドストライクですわ!!(?) あーーー黒ちゃんかわいい