万次郎 side
あの一件があってから、俺たちは徹底的にみゆを襲ったヤツらを調べた。
ドラケン「調べた結果、相手は高校生のチンピラグループだったみたいだ。高校も特定してある。」
マイキー「ははぁ?だから見覚えの無ぇ制服だったんだなぁ。」ゴキゴキ
アイツらのことを考えるだけでイライラする。
マイキー「…でもそいつらって卍会とは関わりがなかったよな。なんでみゆを襲ったんだろうなー。」
ドラケン「それは分からないが、」
ドラケンはガラケーを取り出し1つの写真を見せてくる。
ドラケン「そのグループの上のヤツらがこの学校の女子生徒と付き合ってるみたいだ。俺は何かしら関係があるんじゃねぇかと睨んでいるがマイキーはどう思う?」
マイキー「…ははぁ、なるほどなー?」
やっと答えが導き出せた。あくまでも仮定の段階だけど。
マイキー「おそらくその彼女達が何らかの理由でみゆを蹴落とそうとしてる。」
ドラケン「あぁ、そうとしか考えられないよな。」
ふつふつと怒りが込み上げてくるのが分かる。
今すぐにでも女共々引きずり出してぶん殴ってやりたかったが、いま手を出してしまうと女達がチンピラグループに指示を出したという根拠がなく確実にこちらが不利になってしまう。
ドラケン「…いま動くと俺らが不利だ。”警告”は出したんだ。歯痒いが相手の様子を見るのが得策だと思うぜ。」
マイキー「ッ、くそっ、、」
俺らはみゆを傷つけた相手を心の底から恨んだ。
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みゆ side
昨日はマイキーくんに抱えられている間に寝てしまったらしく、起きた時には既に家だった。
みゆ「お礼、言えなかったな…。今日会ったらマイキーくん達にお礼言わなきゃ!」コクコク
そう決意して私は今日も学校へ向かった。
学校に到着してからいつも通りクラスの自席に向かうと、キラキラした可愛い1軍の女子達がこっちをみて驚いた顔をしていた。
…なにか大きい虫でもついてるのかなぁ、、あんまりジロジロ見ないで欲しいんだけど……。
そうこうしているとその女の子たちから話し声が聞こえてきた。
女子A「サイアク、、マイキーに媚び売ってウチらの彼氏の髪剃ったんでしょ?ふざけんな。」
女子B「マイキー達といつも一緒だからって調子乗りすぎなんだよ。」ギロッ
女子C「彼氏ガチ可哀想、。ぜってぇ痛い目合わせてやるから…ほんと」ハァ…
みゆ「ッ、?!」
もしかして昨日怖い目にあったのってこの子達が昨日の男の人たちに指示を出したから…?
正直怖くてここに居たくは無かったが、逃げられる場所もないから聞こえないふりをして1日を過ごすことにした。
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