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ある晩、霊夢と魔理沙は夜空の星を見に、山の中腹まで足を伸ばした。異変の後の休息も兼ねて、星を眺めながら二人きりで歩く。
「魔理沙」
「なんだ?」
「なんで私ばっかり心配するの?」
「心配して当然だろ。霊夢のことだし」
霊夢は少し照れ、でも言葉が止まらない。
「私だってあんたのこと…心配になるわよ。」
「え?」
「無茶ばかりして、私、怒ってるんじゃなくて…怖かったの」
魔理沙は霊夢の手を握り、優しく握り返す。
「私もだ…霊夢の隣にいるのが怖いくらい大事で、離れたくないんだ」
星空の下、二人の距離が少しずつ縮む。
魔理沙の頭がそっと霊夢の肩に触れ、霊夢は小さく身を寄せた。
「……魔理沙」
「なんだ?」
「もっと、そばにいてくれる?」
「あたりまえだろ。霊夢がいいなら、ずっとだ」
星が流れ、二人は無言のまま微笑み合う。
また、二人の距離が一段と縮まった。