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にょたゆりで下着買うって大好きすぎるシチュですよ… 美味しく頂きました(?)
たまには左右なしにょたゆりもいいですねぇ( ≖ᴗ≖) にょたゆりでしか摂取できない栄養がここにあるッ! 下着って題名だけで尊い確定してるわ🤦🏻♀️ 💞
もう最高すぎる!! 2人揃ってツンツンしながらも、お互いに似合ってると褒め合う姿が尊すぎる
女の子同士で下着買いに行くシチュがすごく好き。
書きます。
昨日更新できなかったから本日2回目!
「そんなこと、急に言い出すな」
「急じゃない。前々から考えていたこと。だいたい、私たちの生活における合理性の追求は、こういう些細な部分の潤いを切り捨てすぎていると思わない?」
薄暗いバーのカウンターで、太宰はカクテルグラスの縁を指でなぞりながら、さも重大な国家機密でも明かすかのような真剣な面持ちでそう告げた。
隣で静かにグラスを傾けていた中也は、あからさまに嫌そうな、それでいて少し呆れたような溜め息を吐き出す。
「潤いだあ? 仕事に支障がなけりゃ何だっていいだろ、あんなもん。お前だって普段、包帯の邪魔にならないような、色気もへったくれもない機能性重視のやつしか着てねえじゃねえか」
「そう! まさにそれ! それが問題なんだよ、中也」
太宰は身を乗り出し、自分の胸元を軽く叩いた。
組織の最年少幹部として、そして前線で命を削る「双黒」として、二人の日常は常に死と隣り合わせだ。任務が始まれば、泥に塗れ、血を流し、衣服を引き裂かれることなど日常茶飯事。そのため、身につける下着に求められるのは、何よりも「動きやすさ」「吸汗速乾性」「頑丈さ」、そして最悪使い捨てにしても惜しくない「実用性」のみだった。
色気もクソもない、味気ないスポーツブラや、飾り気のない無地の綿素材。それが二人のクローゼットのすべてであり、今まではそれで何の疑問も抱いていなかった。
「でもね、私たちは互いに想いを通わせ、恋人同士という関係になったわけだ。なのに、いざ夜を迎える時に、お互いが中学生の体育の授業みたいな格好をしているのは、いささか情緒に欠けるとは思わないかい? 私はもっと、中也の美しい肌に映えるものを、この手で剥ぎ取りたいし剥ぎ取られたいんだよ」
「な、ッ……! 大きな声で何言ってやがる、この唐変木!」
中也の顔が、一瞬にして上質なワインのように赤く染まる。普段はどんな修羅場でも物怖じしない彼女だが、太宰からのこういう直球の言葉には、どうしても耐性が薄い。
しかし、太宰の言葉の後半――「お互いが」という部分には、ほんの少しだけ、本当にほんの少しだけ、胸に刺さるものがあった。
互いに想いを告げ合い、形のない関係に確かな名前がついてから、それなりの時間が経つ。抱き合う夜も、当然のように重ねてきた。
実用性重視の、まったくお洒落ではない下着。太宰の言う通り、命のやり取りをする戦場ならともかく、愛を囁き合うベッドの上では、いささか色気に欠けるのは事実だった。
「……別に、私は今のままでも困ってねえ」
「私は困っている。せっかくなら、もっとお洒落なものを買おうじゃないか。これは組織の任務ではない、私たちのプライベートにおける、極めて重要な先行投資だよ」
「勝手に投資にしてんじゃねえよ……。つうか、お洒落な下着なんざ、どこで買うんだよ。私たちが揃ってそんな店に行ってみろ、堅気の店員が気絶するぞ」
「ふふ、抜かりはないよ。裏社会の人間御用達の、秘匿性の高い高級ランジェリーショップをいくつかリストアップしてある。完全予約制で、客のプライバシーは絶対。どうだい?」
満面の笑みでスマートフォンを提示してくる太宰に、中也はもう一度、今度は諦めの混じった深い溜め息を吐いた。
「……今回だけだからな。変なもん選んだら、その場で殴り飛ばすからな」
「約束するよ。中也に最高に似合うものを、私が選んであげる」
そうして数日後、二人は横浜の喧騒から少し離れた、静かな佇まいのブティックにいた。
重厚な扉を開けると、そこは外の埃っぽさが嘘のような、洗練された香水の香りが漂う空間だった。店員は二人の纏う独特の空気を察しながらも、プロフェッショナルとして完璧な微笑みを崩さず、奥のプライベートルームへと案内してくれた。
ハンガーやトルソーに飾られた色とりどりの下着を目にした瞬間、二人は同時に、普段の任務では決して見せないような、奇妙な緊張感に襲われた。
「おい、太宰……。なんだこれ、布の面積が少なすぎねえか? これじゃ防弾チョッキの役にも立たねえぞ」
「中也、下着に防弾性能を求めるのはやめよう? これは敵の弾を弾くためのものじゃなくて、私の理性を弾き飛ばすためのものなんだから」
「黙れ」
小声で小競り合いをしながらも、二人の視線は自然と、今まで見たこともないような繊細な生地へと引き寄せられていく。
最初に太宰が足を止めたのは、深い黒のレースがふんだんにあしらわれた、妖艶なデザインのコーナーだった。
「ねえ、中也。これはどうかな。黒いレース」
「黒、か。まあ、汚れが目立たねえのはいいな」
「だから実用性で考えるのはやめなさいって。そうじゃなくて、中也の白い肌に、この繊細な黒いレースが乗るのを想像してごらんよ。コントラストが素晴らしいと思わないかい? 透け感も絶妙だ。光の加減で、下の肌がうっすらと……」
「想像するな、馬鹿! ……でも、確かに、綺麗だな」
中也は指先で、そっとそのレースに触れた。普段自分が身につけている、ゴワゴワとした綿や、伸縮性だけが自慢の合成繊維とはまったく違う。触れていることすら忘れてしまいそうなほど、柔らかく、滑らかで、脆い。
自分たちのように、常に誰かを傷つけ、傷つけられる肉体に、こんなにも繊細なものを纏っていいのだろうかと、一瞬だけの躊躇いが過る。
「じゃあ、中也はこれを試着してみて。私は、こっちの白いふわふわしたやつにしようかな」
「はあ? お前が白? ガラじゃねえだろ」
太宰が指差したのは、純白のシルクに、雲のようなフリルと柔らかな刺繍が施された、可憐でどこか儚げなデザインのものだった。
中也は意外そうな目を向けたが、すぐに太宰の意図を察して、ふっと口元を綻ばせる。
「いや……案外、悪くねえかもな」
「おや、珍しい。中也が私を褒めるなんて、明日はポートマフィアの本部ビルが火を噴くかな?」
「うるせえ。お前、普段は辛気臭く包帯ばっか巻いてるだろ。だからこそ、そういう真っ白で、ふわふわした、なんの汚れもないみたいなやつを着てると……なんつうか、その、引き立てられるっていうか」
「引き立てられる?」
「……お前の、その、底知れねえ悪辣さがだよ! 天使みてーな綺麗なもん纏ってる悪魔みたいで、ゾクゾクするじゃねえか」
中也はそっぽを向いて、ぶっきらぼうに言い放った。
太宰はその言葉を聞いて、一瞬だけ目を見開き、それから本当に嬉しそうに、くすくすと喉を鳴らして笑った。
「なるほど、中也は私にそういう歪んだ美意識を抱いていたわけだ。光栄だね。じゃあ、お互いにそれを着て、見せ合いっこをしよう」
二人はそれぞれ、店員にサイズを測ってもらい(互いの身体のサイズは暗殺や医療の観点から完全に把握していたが、お洒落着のサイズ選びはまた勝手が違った)、それぞれの試着室へと入った。
試着室の大きな鏡の前で、中也は自分の衣服を脱ぎ捨て、手渡された黒いレースの下着を身につけていく。
ホックを留め、ストラップを調整し、鏡の中に映る自分を見た瞬間、中也は思わず息を呑んだ。
そこにいるのは、重力を操るポートマフィアの獰猛な幹部ではなかった。
繊細な黒いレースが、鍛え上げられつつも、女性らしい丸みを帯びた肢体を艶やかに縁取っている。透けたレースの向こう側に見える、自分の肌が、いつもよりずっと白く、どこか無防備に感じられた。
胸元を飾る緻密な刺繍が、呼吸に合わせてかすかに上下する。
「……おい、太宰。着替えたぞ」
カーテン越しに声をかけると、「私も終わったよ」と同時に声が返ってきた。
二人は示し合わせたように、同時に試着室のカーテンを開けた。
そして、お互いの姿を見て、完全に言葉を失った。
中也の目に飛び込んできたのは、言葉通り「真っ白で、ふわふわとした」光を纏った太宰の姿だった。
上半身の包帯はそのまま、首元から胸元、そして腰回りを包む純白のシルクとフリル。普段の黒いコート姿からは想像もつかないほど、その姿は儚く、美しく、そして中也が言った通り、纏っている包帯の不穏さを、より一層際立たせていた。
白の中に沈む、太宰の底暗い瞳が、まっすぐに中也を捉えている。
一方、太宰もまた、息をするのを忘れたかのように中也を見つめていた。
黒いレースを纏った中也は、普段の傲岸不遜な態度が嘘のように、どこか恥ずかしそうに肩をすくめている。だが、その瞳には強い光があり、黒という色が、彼女の持つ圧倒的な存在感と、隠しきれない色香をこれ以上ないほどに引き出していた。
夕日色の髪としなやかな肢体、そしてそれを締め付ける漆黒のレース。
「……なんだよ、変か?」
中也が沈黙に耐えかねて、腕で身体を隠すようにしながら、低く唸るような声で言った。
太宰はゆっくりと、自分の試着室から踏み出し、中也の前に立った。その手は、かすかに震えているようにも見えた。
「変なわけがないだろう……。中也、君は自分がどれだけ美しいか、本当に理解していない。この黒は、君のために作られたと言っても過言じゃないよ」
「お、お前こそ……なんだよそれ。反則だろ。普段の包帯と合わさって、なんか……どっかの王国のお姫様みたいだ」
「お姫様? それはまた、ずいぶんと可愛らしい表現だね」
太宰は中也の頬に手を伸ばし、その親指で、恥ずかしさに上気した皮膚を優しく撫でた。
中也もまた、太宰の細い腰へと手を回し、純白のシルクの、その驚くほどの柔らかさを確かめるように指先を沈める。
この場所がランジェリーショップの試着室の前でなければ、間違いなく、その場で互いを貪り合っていただろう。それほどまでに、お互いの新しい姿は、互いの独占欲と情欲を、これまでにない角度から激しく刺激していた。
「……これ、両方買うぞ。お前のその白いやつも、私のこの黒いやつも」
「おや、中也が乗り気になってくれて嬉しいよ。じゃあ、お会計は私のカードで」
「馬鹿言え、私の分は私が払う。お前の分は、私が買ってやるよ。プレゼントだ」
「ふふ、じゃあ私の分は中也からの贈り物、中也の分は私からの贈り物、ということにしよう。素敵じゃないか」
二人は満足のいく買い物を終え、それぞれ美しい包装紙に包まれた紙袋を手に、店を後にした。
横浜の街に夕闇が迫り、夜の帳が下りようとしている。普段なら、これから組織の血生臭い仕事が始まる時間帯だが、今日の二人の足取りは、いつになく軽やかだった。
「ねえ、中也。この後、私の家に来るだろう?」
「当たり前だろ。せっかくこんなもん買ったんだ、試さない理由がねえ」
「おや、積極的だね。どちらがどちらを先に剥ぎ取るか、勝負といこうか」
「左右なんて関係ねえよ。私がお前をめちゃくちゃにしてやるし、お前も私を好きにしろ」
中也は悪戯っぽく笑い、太宰の手を強く握りしめた。太宰もまた、その手を握り返し、愛おしそうに中也の横顔を見つめる。
実用性だけの世界から、少しだけ踏み出した先にある、二人だけの贅沢。
これから始まる夜は、いつもよりずっと甘く、そして深いものになることを、二人は確信していた。
#中太
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